迫力抜群のルックスだが、どんどん箸が進む!

眼前の「ギガしびれ豚丼」は、異様な迫力を放っています。丼のサイズからして大きく、豚肉がすき間なくびっしりと盛り付けられています。

びっしり盛り付けられた豚肉

また、豚肉の1枚1枚に入念にスパイスが振りかけられています。鼻腔を突くような鋭い香りを放つこのスパイスの正体は、おそらく麻辣味(マーラーウェイ)の要である花椒(ホアジャオ)であると思われます。

豚肉1枚1枚に花椒(ホアジャオ)がしっかり振りかけられています

刺激的な香りに食欲をそそられ、たまらず1枚口に運んでみれば、十勝豚丼っぽい甘辛いタレの中で、かなりガツンとしたしびれが来ました! 食べているうちに、唇の感覚がなくなってくるほどで、かなり強力なしびれです。このしびれがキツいのかと言うとそんなことはなく、むしろクセになってきて、どんどん食が進みます!

肉は割と薄切りで、豚大学の厚切りの豚肉よりも柔らかく、食べやすさという点ではこちらが上です。

豚大学では「肉だけ先に片付ける」というテクニックを用いて博士を攻略しましたが、今回の「しびれ豚丼」に関しては、肉が薄切りで食べやすく、それでいて味が強いので、豚肉とご飯を交互に食べる三角食いの方が効果的と判断しました。

三角食いで食べ続けることしばし、半分ほどに差し掛かったところで味に変化を付けたくなってきたので、温泉玉子(100円)を投入します。

半分ほど食べたところで温泉玉子を投入し、味に変化を付けます

喉の吸引力が切れるも、何とか正面突破に成功!

温泉玉子によって味にマイルドさがプラスされ、しびれに疲れた口にとってのいい休憩地点となりました。その後も順調に箸を進めますが、豚肉が残り10枚、ご飯が茶碗2杯分程度になった辺りで、喉の吸引力が切れてしまいました!

喉の吸引力が切れる現象は、これまでも何度か経験してきました。それまで順調に食べ進めていても、喉の吸引力が切れて、食べ物が口から食道に進まない状態になると、途端に箸がピタッと止まってしまいます。

後少しなのに、どうしたものか。自分の中で、未だに有効な対処法は見つかっていないので、とにかく無心でよく噛んで、ゆっくり食べるように努めます。下手に策を弄するよりも、力押しが有効なこともあるもので、無心で食べれば少しずつ残量が減ってきて、どうにか完食に至りました!

最後の詰めはとにかく無心で食べ進め、どうにか完食です!

親しみやすい甘辛豚丼に、麻辣味(マーラーウェイ)の暴力的な美味しさが合わさり、この「しびれ豚丼」、非常に魅力的なメニューでした。ギガ盛りを完食できたのも、メニューの美味しさに助けられたおかげです。

会計の際、「ギガ」を無事完食できたことを、店員さんから祝福されました。曰く、「ギガ盛りを完食された方は、当店では3、4人目です!」とのことでした。3人目なのか4人目なのか、若干気になるところではありますが、いずれにせよやり遂げられた達成感は格別です。

「テラ」を完食した方が何人か、そもそも存在するのか聞きそびれてしまいましたが、次は「テラ」を完食すべく胃腸と顎を鍛え、食べ方の工夫を重ねていきたい次第です。

お店:串揚げじゅらく 神田須田町店
住所:東京都千代田区神田須田町1-3
完食時間:24分21秒

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※写真はお店の方の許可をいただいて撮影しています