できるネット編集部より:ALSOKの子どもを見守るGPS端末「まもるっく」と、ホームセキュリティの使い方や体験レポートを紹介。元小学校教員のITジャーナリスト、高橋暁子さんによる連載の第15回です。
まもるっくのレポート&操作解説まとめ
ホームセキュリティのレポート&操作解説まとめ

こんにちは、高橋暁子です。

前回ALSOK(アルソック)のホームセキュリティの導入方法や料金について解説しました。ホームセキュリティの概要や導入の方法はわかりましたが、具体的な使い方は、まだちょっとイメージしにくいと思います。

家を出るときや寝るときなど、どのような操作が必要なのでしょうか? 洗濯物をベランダに干そうとして窓を開けたら、侵入者として通報されてしまう、なんてこともあるのでしょうか? 今回は実際の使い方を、コントローラーの操作を中心に紹介します。

留守のとき、家にいるときで警備モードを切り替える

ホームセキュリティで日常的に利用する機能は、「外出」と「在宅」の2つの警備モードの切り替えです。留守にするときには外出モードに切り替えると、侵入者を感知したときにALSOKへ緊急通報します。家族が家にいるときには在宅モードに切り替えることで、家の中の指定したエリアだけを警備します。

ホームセキュリティ

「外出」と「在宅」。2つのモードを切り替えて、いつも家を最適な状態で警備します。

標準的なプラン「ホームセキュリティBasic」のコントローラーは、このようになっています。警備の切り替えボタンと数字のボタンのほか、[非常]ボタンが目立ちますね。

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コントローラーの全体。[外出]と[在宅]ボタンはそれぞれの警備モードの設定、[解除]は警備モードの解除に使用します。

外出時はモードを切り替え、設定時間内にドアから出る

家族が全員出かけて留守にするときは、警備を外出モードに切り替えます。コントローラーの[外出]ボタンを押し、暗証番号を入力する(または、セキュリティカードやIDキーをかざす)と音楽が鳴り始めるので、その間に玄関から出ましょう。音楽が終わると、外出モードの警備が開始されます。

このとき、施錠確認センサーを設置した窓の鍵が開いていると「センサーが異常を感知しています。センサーを確認してから警備を確認してください」と警告され、モードの切り替えはキャンセルされます。確認して締めなおし、再度外出モードに切り替えましょう。

音楽が鳴る時間は設定により変更できますが「玄関で忘れ物に気付いてリビングに戻る」が可能なぐらいの余裕を設定しておくといいでしょう。鳴り終わっても家にいた場合、いったん帰宅時と同じ操作をしなければいけません。

通常は60秒程度、小さい子どもがいたりして外出時にバタバタしがちな家庭では、やや長めの90秒程度がおすすめです。なお、音楽が鳴っている間に[取消]ボタンを長押しすると、外出モードをキャンセルできます。

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[外出]ボタンを押して、暗証番号の代わりにセキュリティカードをかざすことで外出モードを設定。音楽が鳴っている間に外に出ます。

外出モードの警備中は、開閉センサーを設置した窓が開けられたり、人の動きを感知する「空間センサー」を設置した廊下や部屋で反応があったりした場合、侵入者としてすぐALSOKに緊急通報されます。

玄関のドアが開けられた場合は、次に解説する警備解除の操作が必要になります。制限時間以内に正しく警備を解除できなかった場合は、侵入者としてALSOKに緊急通報されます。

帰宅時は正しく暗証番号を入力して警備を解除

帰宅時、玄関のドアを開けると、コントローラーから音楽が流れます。音楽が鳴り終わるまでに[解除]ボタンを押し、暗証番号を入力することで、外出モードを解除できます。

音楽が鳴り終わるまでに解除できないと、自分や家族が侵入者としてALSOKに通報されてしまいます。落ち着いて解除できて、長すぎない60秒程度に設定しておきましょう。続けて[在宅]ボタンを押し、再度暗証番号を入力すると、在宅モードに切り替わります。

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帰宅時、ドアを開けると音楽が鳴り始めるので、[解除]ボタンを押して、暗証番号を入力します。

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続けて[在宅]ボタンを押して暗証番号を入力し、在宅モードの警備を設定します。

在宅モードでは警備エリアを切り替えられる

在宅モードでは、家にある開閉センサーや空間センサーのうち、どこを警備状態にするかを切り替えて使います。例えばキッチンとリビングは「エリア1」、2階は「エリア2」と、家の中のセンサーを「1」~「10」までのエリアに分けて設定できます。

「家族が1階のリビングにいるときにはエリア2を警備する」のように、家族の目が届かないエリアを警備して、自宅の安全を守りましょう。このとき注意したいのが、洗濯物をベランダに干そうとしたときなどに、うっかり警備中の窓を自分で開けてしまうことです。

在宅モードの警備中、警備状態のセンサーに反応があると、まず屋内に警告音が鳴ります。すぐにALSOKに通報されるわけではないので、落ち着いてコントローラーの[解除]ボタンを押してキャンセルすれば大丈夫です。

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在宅モードのエリア「1」が設定されている状態。再度[在宅]ボタンを押してエリアの番号→[決定]ボタンの順に押し、暗証番号を入力するとエリアを切り替えられます。

警備機能が防犯の習慣を作る助けにもなる

以上が、警備モードを切り替えるコントローラーの操作です。いくつか注意が必要な点がありましたね。

  • 外出モードに切り替えるときは、すべての窓の鍵を締める
  • 外出時の退出、帰宅時の警備解除はすみやかに
  • 在宅時、警備中の窓を不用意に開けない

施錠や窓の開け閉めは、ホームセキュリティがあってもなくても、防犯のために大事なことだと言えます。第13回で紹介したホームセキュリティを導入しているSさん宅では、導入直後の慣れないうちは、施錠を忘れてコントローラーから警告を受けたことが何度かあったそうです。しかし、やがて日常的に窓の施錠や開閉に注意する習慣が付き、警告されなくなると共に、防犯の意識も高まったといいます。

Sさん宅では、外出・帰宅時のモード切り替えを奥さんが行うことが多いそうですが、小学1年生のお子さんでも暗証番号を使ってカンタンにできるとのこと。もう少し大きくなって学校のあとで塾通いなどをするようになっても、操作に不安はなく、窓を開けたまま出てしまうようなことも防げると話していました。

毎日いつでも家中の玄関や窓の鍵を見張ってくれるのは、実に心強いです。ホームセキュリティは、侵入者を遠ざける生活習慣作りを見守るという意味でも役立つと感じました。

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出かけるときは窓の鍵チェックを習慣に。ALSOKのホームセキュリティなら、いつも施錠忘れをチェックしてくれます。

提供:ALSOK