効果： 短縮 時短レベル：2

両手のコンビネーションによる操作を意識する

繰り返しのデータ入力をすばやく行ったり、文章の順番を入れ替えたりと、文書の編集に［コピー］＆［貼り付け］（いわゆる「コピペ」）や［切り取り］＆［貼り付け］の活用は欠かせません。通常、これらの操作にはショートカットキーを使います。

コピーは［Ctrl］＋［C］（「Copy」と覚えます）、切り取りは［Ctrl］＋［X］、貼り付けは［Ctrl］＋［V］と、キーボードで隣接する3つのキーを使い、最小限の指の動きだけで操作が可能です。

実際の作業では、左手でコピーして貼り付ける間に、カーソルの移動や範囲選択などを主に右手で行います。マウスでExcelブックのセルを選択（右手）してコピー（左手）、別のブックのセルを選択（右手）して貼り付け（左手）のように、両手で順序よく操作することを意識し、徐々にスピードアップを目指しましょう。

［Ctrl］＋［C］で文字をコピーする

［Ctrl］＋［X］で文字を切り取る

［Ctrl］＋［V］で文字を貼り付ける

コピペの操作をするとき、［Ctrl］は小指で押したまま、［C］［X］［V］を押す指は中指または人差し指の、自分が動かしやすいほうで決めます。

アプリの切り替えも行う場合は、切り替えのショートカットキー［Alt］＋［Tab］も左手で押すため、左手の動きがさらに忙しくなります。［Alt］は親指、［Tab］は小指または薬指と決めて［Ctrl］からパッと小指を離してウィンドウを切り替え、また［Ctrl］に戻し......と、リズムよく指を動かすことを意識しましょう。

ポイント

• ［Ctrl］＋［X］で文字列を切り取ったあとで［Ctrl］＋［Z］（操作の取り消し）を押すと、文字の切り取りは取り消されますが、クリップボードにはコピーした文字列が残ります。

ショートカットキー

［Ctrl］＋［C］...コピーする
［Ctrl］＋［X］...切り取る
［Ctrl］＋［V］...貼り付ける