【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 069

テンプレートは使わず白紙の文書で始める

効果: 短縮 整頓 時短レベル:4

デザインよりも伝えたい内容を考える

文書を新規作成するとき、たくさんのテンプレートが提示されますが、Wordでテンプレートを使う必要はまずないと考えてください。

ビジネス文書では、必要な内容が過不足なく盛り込まれ、読みやすい構成で、相手に伝えるべきことがしっかりと伝わることが大事です。しかし、既存のテンプレートを使うと、内容の構成や文字量がデザインによって決められてしまい、文書を整える邪魔にもなりかねません。

Wordで文書を作るときは、見栄えよりも内容そのものを重視し、白紙の文書を新規作成します。そして、ゼロから文書を入力するか、テキストエディターなどで練り込んでおいた内容を貼り付けてから、見出しなどの見た目を整えていきましょう。文書を作るには、こちらのほうが近道です。

Wordの既存テンプレートを使うのは難しい

白紙の文書を作成する

一方で、送付状やFAX送信状など、テンプレートにあわせて情報を入力して作れば問題のない文書もあります。こうした用途では、適当なテンプレートを使ってもいいでしょう。

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。