目的地のWebサイトで注意事項などを確認しよう

年末年始には、出かける機会が多いもの。初詣も代表的なものの1つです。しかし、新型コロナウイルス感染症の対策を考えると、自社に大勢が集まり「密」になってしまうのは避けたいところです。

初詣の名所として知られる各地の寺社では、Webサイトで初詣に関する情報提供をしています。実施されている感染症対策、参詣者に求められる対応を確認するとともに、例年どおりに初詣に行く以外の代替手段が提供されているかも確認しましょう。

ライブカメラにより映像が見られるサービスや、祈祷のオンライン申し込み、初穂料の振り込み、お守りなどの郵送といったサービスが提供されている場合があります。

また、多くの寺社では、お正月の三が日や松の内にこだわらず、期間をずらした参詣を呼び掛けています。お正月はライブカメラで「ステイホーム初詣」とし、1月のうちにお参りをするなど、安全にお参りをする方法を家族で話し合ってみるといいでしょう。

以下では、自社で提供・紹介されているサービスの例を紹介します。

ライブカメラによるサービス

東京都の浅草寺や神田明神、神奈川県の鶴岡八幡宮、山形県の荘内神社など、寺社にライブカメラを設置してリアルタイムの映像を提供していることがあります。初詣の期間にはその場の雰囲気を知ることができ、また、混雑状況のチェックにも役立つでしょう。

ライブカメラが利用できる寺社の例

浅草寺のサイトでは「浅草寺の境内の様子」をクリックするとライブカメラの映像が見られます。

オンラインのおみくじ、非接触のQRコードおみくじ

寺社に行かなくても、サイト上でおみくじを利用できることがあります。神奈川県の江島神社のでは、サイト上の「おみくじ」から、おみくじが引けます。東京都の明治神宮では、吉凶を占うおみくじではありませんが「大御心」という明治天皇・昭憲皇太后の和歌を引けます。

オンラインでなく、寺社内でおみくじに手を触れずに利用できる「QRコードおみくじ」を提供しているところもあります。神戸の生田神社のサイトでは、QRコードおみくじが写真つきで紹介されています。

オンラインおみくじ、QRコードおみくじが利用できる寺社の例

明治神宮のサイトでは、「大御心」を箱をクリックしておみくじ(大御心)を引けます。

お守りなどの配送サービス

多くの寺社で、通信販売の感覚で利用できるお守りなどの発送を行っています。例えば、神奈川県の川崎大師では、厄除けの護摩祈祷をした「お護摩札」の配送をサイトで受け付けています。

お護摩札が有名な川崎大師のサイト。

オンラインで「バーチャル参拝」

サイト上でお参りできる「バーチャル参拝」が利用できる寺社もあります。東京都の愛宕神社では、サイトの「ヴァ―チャル参拝」から、写真とテキストで境内の様子を見て回れます。

奈良県の東大寺のサイトでは「3Dバーチャル参拝」により、360度の映像の中を歩き回ることができます。いずれも、初詣の雰囲気の映像ではありませんが、参詣・参拝の雰囲気を感じられます。

愛宕神社

華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ

東大寺の「3Dバーチャル参拝」は、Googleマップのストリートビューのような雰囲気で境内を散策できます。

参詣時には「COCOA」のインストールを

人が密集する初詣に備えて、全国の寺社では、さまざまな対策を行っています。上記で紹介したほかにも、初詣に実際に行く場合には、交通の規制や参詣可能な時間の指定などについても確認しておきましょう。

また、スマートフォンに新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」をインストールしておくことをおすすめします。感染者と接触した可能性があるとき通知を受け取ることができるアプリで、出雲大社などでは、参詣の際にインストールしてくださいとアナウンスしています。インストール方法などは、以下の記事を参照してください。