回帰直線による予測

LINEST 重回帰分析により係数や定数項を求める

対応バージョン:365 2019 2016 2013 2010

既知の[yの範囲]と[xの範囲]をもとに、回帰直線y=a+bx1+cx2+......を求め、係数(直線の傾き)や定数項(切片)を求めます。補正項の値を求めることもできます。2つ以上の値を求める場合は配列数式として入力します。

入力方法と引数

LINESTライン・エスティメーションyの範囲, xの範囲, 定数項の扱い, 補正項の扱い

yの範囲既知のyの値をセル範囲または配列で指定します。
xの範囲既知のxの値をセル範囲または配列で指定します。
定数項の扱い定数項aの取り扱いを指定します。
TRUEまたは省略切片aを計算する
FALSE切片を0とする
補正項の扱い補正項の取り扱いを指定します。
TRUE補正項を計算する
FALSEまたは省略係数と定数項だけを計算する

使用例過去のイベントと広告の回数、売上金額から係数、定数項などを求める

LINEST関数

活用のポイント

  • この方法はxとyの関係が直線的であると考えられる場合に有効です。直線が当てはめられないような場合には、この方法で係数や定数項を求めても意味がありません。
  • [yの範囲]の個数と[xの範囲]の個数が同じ場合、単回帰とみなされます。この場合、回帰直線はy=a+bxとなります。
  • [xの範囲]の個数が[yの範囲]の個数の2倍以上の整数倍の場合、重回帰となります。

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