回帰直線による予測
LINEST 重回帰分析により係数や定数項を求める
対応バージョン:
既知の[yの範囲]と[xの範囲]をもとに、回帰直線y=a+bx1+cx2+......を求め、係数(直線の傾き)や定数項(切片)を求めます。補正項の値を求めることもできます。2つ以上の値を求める場合は配列数式として入力します。
入力方法と引数
LINEST
yの範囲 | 既知のyの値をセル範囲または配列で指定します。 | |
---|---|---|
xの範囲 | 既知のxの値をセル範囲または配列で指定します。 | |
定数項の扱い | 定数項aの取り扱いを指定します。 | |
TRUEまたは省略 | 切片aを計算する | |
FALSE | 切片を0とする | |
補正項の扱い | 補正項の取り扱いを指定します。 | |
TRUE | 補正項を計算する | |
FALSEまたは省略 | 係数と定数項だけを計算する |
活用のポイント
- この方法はxとyの関係が直線的であると考えられる場合に有効です。直線が当てはめられないような場合には、この方法で係数や定数項を求めても意味がありません。
- [yの範囲]の個数と[xの範囲]の個数が同じ場合、単回帰とみなされます。この場合、回帰直線はy=a+bxとなります。
- [xの範囲]の個数が[yの範囲]の個数の2倍以上の整数倍の場合、重回帰となります。