※この記事で紹介している「スリープ」ショートカットは、Windows 10の電源管理機能で提供されている「スリープ」とは異なります。
Windows 10の「スリープ」とは
今回のWindows裏技Tipsは、デスクトップに「スリープ」ショートカットアイコンを作成する方法です。Windows 10のスリープ機能とは、パソコンの電源を完全にオフにしないで、使っているアプリやドキュメントをそのままの状態に保ったまま、一時的にパソコンをオフにした状態のことを言います。電源を完全に切らないため、ごく少量の電力を消費します。
以前の記事で作り方を解説してきた「電源オフ」ショートカットと「再起動」ショートカット、「ログオフ」ショートカット、「ロック」ショートカットといっしょに覚えておきたい使いたい裏技です。それでは「スリープ」ショートカットの作り方を見ていきましょう。
1デスクトップにショートカットを作成する
Windows10でデスクトップの何もない場所を右クリックし、[新規作成]→[ショートカット]の順にクリックします。
2ショートカットの動作を設定する
デスクトップに新しいショートカットが作成され、[ショートカットの作成]画面が表示されます。[項目の場所を入力してください]欄に「rundll32 PowrProf.dll,SetSuspendState」と入力して[次へ] ボタンをクリックします(太字の部分をコピー&ペーストすると簡単です)。
3ショートカットに名前を付ける
続けてショートカットに名前を付けましょう。ここでは「スリープ」と名前を入力して[完了]ボタンをクリックします。
4ショートカットを作成できた
デスクトップに[スリープ]ショートカットが作成されました。このアイコンをダブルクリックするとパソコンがスリープ状態になります。
作成したショートカットアイコンのデザインを変更する
ここでは引き続き、作成した[スリープ]ショートカットアイコンのデザインを変更して「何ができるアイコンか」がひと目でわかるようにしていきます。
5作成したショートカットのプロパティを表示する
[スリープ]ショートカットアイコンを右クリックして[プロパティ]をクリックします。
6ショートカットのプロパティ画面が表示された
[スリープのプロパティ]ダイアログボックスが表示されました。[ショートカット]タブが選択されていることを確認し、[アイコンの変更]ボタンをクリックしてください。
7アイコンの一覧を表示する
アイコンの選択画面が表示されますが、まだアイコンが表示されていません。そこで、[このファイル内のアイコンを検索]欄に入力されている「C:\Windows\System32\rundll32.exe」をダブルクリックして文字を選択したうえで「%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll」と入力して[enter]キーを押します(太字の部分をコピー&ペーストすると文字の入力が簡単です)。
8アイコンを選択する
アイコンの一覧が表示されました。スクロールバーを左右に動かしてアイコンを確認しながら、ショートカットの機能がひと目で分かるアイコンを選びましょう。アイコンを選択したうえで[OK]ボタンをクリックします。
9アイコンの設定が完了した
[スリープのプロパティ]ダイアログボックスに戻ります。選択したアイコンが表示されていることを確認して[OK]ボタンをクリックしましょう。
10ショートカットアイコンのデザインを変更できた
ショートカットアイコンのデザインを変更できました。
以上の手順で「スリープ」ショートカットが作成できました。せっかくなので、過去の記事で作成した「電源オフ」ショートカットと「再起動」ショートカット、「ログオフ」ショートカット、「ロック」ショートカットと並べてみましょう。電源オフと再起動、ログオフ、ロック、スリープが1回の操作でできるようになって非常に便利です。
5つ並んだショートカットアイコン。
関連記事
【裏技まとめ】Windows 10の電源管理ショートカットの作り方「4選」
Windows 10の電源プロパティーの様々な操作をショートカットアイコンにする方法をまとめました。この4つのショートカットをデスクトップに置いておけば、シャットダウンや再起動、ログオフやロックが見違えるほど簡単になります。
【裏ワザ】Windows10に隠されたGodMode(神の方法)の使い方
Windows10には「GodMode」という隠し機能があります。GodModeすなわち「神の方法」とは、いったいどのような機能なのでしょうか?