短いテキスト、数値型、オートナンバー型には、[フィールドサイズ]プロパティが用意されており、各フィールドに格納するデータの種類やデータ量を設定できます。
例えば、短いテキストの場合、入力する文字数の上限を設定できます。また数値型の場合、整数・実数などのデータの種類と入力する数値の範囲を設定できます。必要最小限のフィールドサイズを設定することで、データベースのファイルサイズを抑えられます。
ただし、 テーブルにデータが入力されている状態で[フィールドサイズ]プロパティを変更するときは注意が必要です。数値型のフィールドで[長整数型]から[バイト型]に変更したり、短いテキストのフィールドで「255」から「10」に変更するなど、[フィールドサイズ]プロパティの設定値を小さいサイズに変更すると、フィールドに入力済みのデータの一部、またはすべてが失われることになります。
短いテキストの[フィールドサイズ]プロパティ
フィールドサイズ | 設定可能な範囲 | サイズ |
---|---|---|
0 〜255 | フィールドに格納するデータの最大文字数を指定 | 指定した文字数に応じたサイズ |
数値型の[フィールドサイズ]プロパティ
フィールドサイズ | 設定可能な範囲 | サイズ |
---|---|---|
バイト型 | 0 〜255の整数 | 1バイト |
整数型 | -32,768 〜32,767の整数 | 2バイト |
長整数型(既定値) | -2,147,483,648 〜2,147,483,647 | 4バイト |
単精度浮動小数点型 | 最大有効けた数が7けたの実数 | 4バイト |
倍精度浮動小数点型 | 最大有効けた数が15けたの実数 | 8バイト |
レプリケーションID型 | レプリケーションID型のオートナンバー型フィールドとリレーションシップを設定するときに使用 | 16バイト |
十進型 | -9.999......×10²⁷ 〜9.999......×10²⁷の数値 | 12バイト |
オートナンバー型の[フィールドサイズ]プロパティ
フィールドサイズ | 設定可能な範囲 | サイズ |
---|---|---|
長整数型(既定値) | 自動的に割り振られる数値 | 4バイト |
レプリケーションID型 | 自動的に割り振られるコード | 16バイト |