関数と演算子
論理式とは
「論理式」は、2つの要素(セル参照、定数、関数)を比較演算子でつないだものです。論理式は、IF関数のような条件に応じて結果が変わる関数や、AND関数のような複数の条件を組み合わせるための論理関数の中で、条件を指定するための引数として使用します。
活用のポイント
- 「=A1=A2」といった数式は、日常の感覚からすると違和感がありますが、「A1とA2が等しいかどうかを調べる」「それを返す(セルに表示する)」と考えるといいでしょう。したがって、「=A1<A2」はFALSEを返し、「=A1=A3」はTRUEを返します。
- AND関数は、指定された論理式がすべてTRUEであればTRUEを返します。それ以外の場合(1つでもFALSEがある場合)にはFALSEを返します。
- OR関数は、指定された論理式のいずれかがTRUEであればTRUEを返します。それ以外の場合(すべてFALSEの場合)にはFALSEを返します。
- 論理値が数式の中で数値として扱われることもあり、その場合はTRUE=1、FALSE=0となります。例えば、「=(10=10)*3」という数式では、論理式「10=10」の部分がTRUEとなり、1と見なされます。したがって、もとの数式は「=1*3」という計算になり、結果は3となります。