本日(2016年11月20日)放送のテレビ朝日系列「アメトーーク」のテーマは「iPhone使いこなせない芸人」だそうです。

編集部にもアメトーークのファンは多く、以前に同じテーマで放送されたときにも話題になったのですが、「使いこなせない/使いこなせる」という感覚は、どこから生まれるのでしょうか?

iPhoneに限りませんが、アプリやデバイスでをそもそも「何に使いたい/使えるのかわからない」と目的が定まらない状態なことに加えて、一種の劣等感や苦手意識があると、「使いこなせない」という感覚につながることが多いようです。

では、はっきりとした目的があり、それを確実に達成できる使い方をマスターすれば、「使いこなせている感」を持って、どんどんiPhoneを活用できるのではないでしょうか。

その目的としては、周囲が「すごい」と感じるアピール力のあることや、iPhoneの機能をフルに使って日常生活の役に立つことがいいでしょう。ここでは、そうした「使いこなせている感が大きい」ワザを7種類ピックアップしました。

(1)カメラを自在に使いこなす

カメラを使いこなせることは、とても重要です。ちょっとした外出やイベントのときにスマホだけで写真を撮り、親しい人と共有したり、SNSで発信したりできれば、大事な場面を記録するためにiPhoneを使おうという意欲がぐっと高まります。

標準の[カメラ]アプリを使うだけでなく、Instagramなどの共有・SNSに役立つアプリも押さえておきたいところ。さらに、[カメラ]アプリにはできない撮影や加工をこなせるアプリを知っていれば、ちょっと自慢できます。

Instagramに写真を投稿する方法
iPhoneの写真を多くの人に見てもらいたいなら、Instagramを使うのが一番。投稿の操作だけでなく、「ハッシュタグ」で見られやすくする方法も解説します。

月面の模様も撮れるカメラアプリ「MuseCam」
「月」の写真はiPhoneがとても苦手とするところ。しかし無料アプリの[MuseCam]を使えば、かなりクリアな月の写真が撮れます。

ムービーを自動作成! 「メモリー」機能の使い方
[写真]アプリが写真を自動的に整理し、BGM付きのスライドショーを自動生成します。共有すれば大いに喜ばれるでしょう。

(2)メッセージの演出力を高める

家族や親しい友達とのやりとりは、今やメールよりもメッセージを使うことが多いでしょう。iPhoneの[メッセージ]では「ステッカー」と呼ばれるイラストを送ったり、画面の背景に風船や花火を出したりできます。

嬉しいときや楽しいに気持ちをうまく表現できる機能を知れば、コミュニケーションをずっと円滑にできます。

「メッセージエフェクト」で風船が飛ぶ、花火が上がる!
メッセージを送るときに、「風船」「花火」「紙ふぶき」などのエフェクトを付けられます。気持ちをつかみたいここぞというタイミングで使いましょう。

スタンプが送れる! 「ステッカー」の使い方
文字の代わりにキャラクターのイラストで気持ちを伝えることができます。ステッカーは、マリオ(スーパーマリオ)やハローキティなどの種類があり、ストアからダウンロードできます。

(3)Siri(シリ)でスマートに音声操作

iPhoneに「Hey Siri」と話しかけると起動する音声アシスタント「Siri」は、iPhoneがなければ体験できない「未来」感のある機能です。さまざまなコマンドを実行させたり、話しかけて対話を楽しんだり、音楽の曲名を探してもらったりもできます。

声でSiriを起動する「Hey Siri」(ヘイシリ)
「Siri」を声だけで起動できる「Hey Siri」は、料理中や運転中など、手が離せないときに便利な機能です。

自分をニックネームで呼んでもらう方法
自分のニックネームを設定して、その名前で呼んでもらうこともできます。「ボス」でも「マスター」でも、何でも好きなあだ名を設定できます。

(4)音楽は無料で聴き放題

iPhoneの音楽アプリ・サービスは激しい競争を繰り返しながら進化を続けていて、最近の話題は「Spotify」(スポティファイ)。無料で聴き放題サービスが利用できます。

【Spotify】スマホで「Freeプラン」の使い方
Spotifyの無料プランは、「シャッフル再生しかできない」「広告が入る」などの機能制限があります。うまく活用して音楽を聴く方法を見てみましょう。

(5)マップで何でも調べられる

iPhoneの最新OS「iOS 10」では、マップの大幅な機能強化が話題の1つ。路線検索や駐車場所の記録機能を使知っていれば、もうiPhoneなしの外出が考えられないレベルで快適になります。

[マップ]で路線検索! ルート設定と時刻・出発地変更の方法
電車・バスを利用したルート検索が、ついに[マップ]アプリで可能になりました。出発/到着時刻を設定して検索し、ルート案内を利用することもできます。

[マップ]でクルマの駐車場所を自動的に記録する方法
Phoneと接続した車載カーナビと連携して、駐車位置を記録できます。初めて行った場所で慌てて駐車してしまっても、あとでマイカーの場所を探せます。

(6)旅行先ではスマホ翻訳を大活用

iPhoneと「Google翻訳」があれば、外国語が苦手でも心配いりません。キーボード入力のほか音声入力、カメラで撮影、手書きと多様な方法で入力した言語を翻訳し、相手に文字を見せたり読み上げて聞いてもらったりできます。

ニューラルネットだけじゃない! Google翻訳の超便利機能
2016年11月16日に、Googleは日本語を含む翻訳機能の大幅強化を発表。より自然な訳文を簡単に得られるようになりました。

(7)Apple Payで支払いもスマートに

2016年10月25日、Apple Pay(アップルペイ)が日本で始まり、大きなニュースになりました。iPhone 7/7 PlusをSuicaとして利用できるなど、日常的な場面で活用の機会が大きく広がります。

「Apple Pay」の使い方。iPhone 7をSuicaとして使う設定
Apple Payと[Suica]アプリを組み合わせて、iPhoneにSuicaを簡単に取り込むことができます。

メールやブラウザーの基本的な使い方を覚えておくことももちろん大事ですが、iPhoneの苦手意識を払拭し、もっと好きになるために、こうした使い方も試してみましょう。

身近にiPhoneを最近使い始めた人、使いこなせないと感じている人がいたら、これらのワザをすすめてみてください。