関数の基本
関数の基本を学ぶことで自由自在にテーブルのデータを取り出し分析することができます。 まずは関数がなんのためにあるのか、どこで使うのか、関数の入力方法などを理解しましょう。
Accessの「関数」とは
データの複雑な加工や面倒な計算を、1つの式で簡単に実行するために、関数といいます。関数を使います。例えば、ひらがなやカタカナの表記の揺れを統一することも簡単にできます。
文字列操作のテクニック
文字列操作関数を使用すると、フィールドの文字列を色々な形に加工できます。関数を駆使して文字列を自在に操りましょう。
Accessの関数でフィールドの文字数を設定する方法
キャッチコピーを必ず10文字以上20文字以下にしたいなど、フィールドのデータを特定の文字数に設定したい場合があります。関数を用いてフィールドの文字数制限を設定する方法を解説します。
- 文字列の前後から空白(スペース)を取り除く方法
- 文字列からすべての空白を取り除く方法
- 全角のスペースだけ削除する方法
- けた数の決まったデータを2分割する方法
- 氏名を氏と名に分割する方法
- リッチテキスト形式のデータから書式を取り除く方法
- 住所を都道府県と市区町村に分割する方法
- ひらがなで入力されたふりがなをカタカナに直す方法
- 元のフィールドの文字種を変換する方法
- 「Format」関数でデータの表示形式を変換する方法
数値計算と集計のワザ
単純な四則演算は「+」「*」などの算術演算子で実行できますが、複雑な計算には関数が必要です。条件を指定した集計も関数で行なえます。
Accessの「Int」「Fix」関数で少数の端数を切り捨てる方法
Int関数またはFix関数を使用して、少数の端数を切り捨てられます。2つの関数の処理方法が異なるので、特徴を理解し、使い分けましょう。
- 消費税の切り捨てに使用する関数は?
- 「Int」「Fix」関数で数値を四捨五入する方法と結果の違い
- 「Round」関数でJIS丸めする方法
- 「Dsum」関数で条件に合うレコードのみ集計する方法
- 「Dsum」関数と「Sum」関数の違い
- 定義域集計関数の種類
- 全レコードを求める方法
日付と時刻の操作ワザ
日付/時刻関数を使うと、受注日を基準に月末日を算出したり、一定期間ごとに集計したりできます。ここでは日付データの処理に関するワザを紹介します。
Accessの関数で今月が誕生月のデータを取り出す方法
誕生月キャンペーンなどを開催する場合、今月が誕生月の顧客データを抽出できると便利です。Date関数とMonth関数を組み合わせて「今月」を求め、抽出条件としましょう。
- 受注日を基準に月末日を求める方法
- 「20日締め翌月10日払い」の支払い日を求める
- 日付から曜日を求める方法
- 8ケタの数字から日付データを作成する方法
- 「DatePart」関数で週ごとや四半期ごとの集計をする方法
- 「DateAdd」関数で特定の日付を基準に数日前後の日付を求める方法
- 生年月日から年齢を求める方法
データの変換ワザ
計算の過程でデータ型を変換したいことや、未入力のフィールドを別の値に変更したいことがあります。ここではそのようなときに役に立つ関数を紹介します。
Accessの関数でNull値を別の値に変換する方法
「Null値」とは、データが入力されていない状態のことを言います。Null値をクエリやレポートで「登録なし」や「0」に変換して表示できます。