数値の集計
SUBTOTAL
さまざまな集計値を求める
対応バージョン:
SUBTOTAL関数は、[集計方法]に従って、さまざまな集計値を求めます。指定した[参照]の範囲内に、ほかのSUBTOTAL関数を使って集計した小計が含まれている場合は、自動的にそれらの小計を除外して集計値を求めます。
入力方法と引数
SUBTOTAL
(集計方法, 参照1, 参照2, ..., 参照254)
集計方法 | 目的の集計値を得るための計算の種類を1〜11の値で指定します。詳しくは「集計方法の一覧」を参照してください。101〜111の値を指定した場合は、非表示の行が集計対象から除外されます。ただし、横方向に集計している場合は、非表示の列は集計対象から除外されないので注意が必要です。 |
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参照 | 集計したい数値が入力されているセルのセル参照を指定します。「A1:A3」のようにセル範囲を指定することもできます。なお、この引数に数値を直接指定することはできません。 |
集計方法の一覧
集計方法 | 集計機能 | 同等の関数 |
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1または101 | 平均値を求める | AVERAGE |
2または102 | 数値の個数を求める | COUNT |
3または103 | データの個数を求める | COUNTA |
4または104 | 最大値を求める | MAX |
5または105 | 最小値を求める | MIN |
6または106 | 積を求める | PRODUCT |
7または107 | 不偏標準偏差を求める | STDEV.S |
8または108 | 標本標準偏差を求める | STDEV.P |
9または109 | 合計値を求める | SUM |
10または110 | 不偏分散を求める | VAR.S |
11または111 | 標本分散を求める | VAR.P |
活用のポイント
- 使用例では、セルC6とセルC10に、それぞれ小計を求めるSUBTOTAL関数が入力されていますが、セルC11ではそれらの小計を除外した総合計が求められています。
- Excel 2016/2013/2010では、SUBTOTAL関数の機能を強化したAGGREGATE関数を使うといいでしょう。
関連記事
SUBTOTAL関数とAGGREGATE関数の使い方
ExcelのSUBTOTAL(サブトータル)関数とAGGREGATE(アグリゲート)関数は、さまざまな集計値を求める機能を持ちます。数値を合計するときはSUM関数を使うことが多いと思いますが、小計行と合計行を含む表では、これらの関数の利用がおすすめです。