数値の集計

AGGREGATEアグリゲート
さまざまな集計値、順位や分位数を求める

対応バージョン:365 2021 2019 2016 2013 2010

AGGREGATE関数は、以下のように2種類の書式があります。

1番目の書式では、[集計方法]に従ってさまざまな集計値を求めます。2番目の書式では、[集計方法]に従って順位や分位数を求めます。[オプション]の指定により、エラー値が表示されたセルや非表示のセルを除外できます。

入力方法と引数

AGGREGATE集計方法, オプション, 参照1, 参照2, ..., 参照253

AGGREGATE集計方法, オプション, 配列,

集計方法目的の集計値を得るための計算の種類を1〜19の値で指定します。詳しくは「集計方法の一覧」を参照してください。
オプション集計のオプションを以下のように指定します。
0または省略ネストされたSUBTOTAL関数とAGGREGATE関数を無視
10の指定に加えて非表示の行を無視
20の指定に加えてエラー値を無視
30の指定に加えて非表示の行とエラー値を無視
4何も無視しない
5非表示の行を無視
6エラー値を無視
7非表示の行とエラー値を無視
参照集計したい数値が入力されているセルのセル参照を指定します。
配列順位や分位数を求めたい範囲を指定します。
値 求めたい値の順位や位置を指定します。
集計方法の一覧
集計方法集計機能同等の関数
1平均値を求めるAVERAGE
2数値の個数を求めるCOUNT
3データの個数を求めるCOUNTA
4最大値を求めるMAX
5最小値を求めるMIN
6積を求めるPRODUCT
7不偏標準偏差を求めるSTDEV.S
8標本標準偏差を求めるSTDEV.P
9合計値を求めるSUM
10不偏分散を求めるVAR.S
11標本分散を求めるVAR.P
12中央値を求めるMEDIAN
13最頻値を求めるMODE.SNGL
14降順の順位を求めるLARGE
15昇順の順位を求めるSMALL
16百分位数を求めるPERCENTILE.INC
17四分位数を求めるQUARTILE.INC
18百分位数を求める(0%と100%を除く)PERCENTILE.EXC
19四分位数を求める(0%と100%を除く)QUARTILE.EXC

使用例エラー値が表示されたセルを除外して数値の合計を求める

AGGREGATE関数

活用のポイント

  • [集計方法]で、計算の種類のうち1〜13を指定した場合は、1番目の書式を使います。[参照]にはセルやセル範囲を253個まで指定できます。
  • [集計方法]で、14〜19を指定した場合は、2番目の書式を使います。[配列]には集計対象のセル範囲を指定し、[値]にはその集計に必要となる順位や百分位の値を指定します
  • 1番目の書式で[オプション]を省略または0~3のいずれかを指定した場合、[参照]の範囲内にSUBTOTAL関数やAGGREGATE関数を使って集計した小計が含まれている(ネストされている)と、自動的に小計を除外して集計値を求めます。

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実践活用
SUBTOTAL関数とAGGREGATE関数の使い方

ExcelのSUBTOTAL(サブトータル)関数とAGGREGATE(アグリゲート)関数は、さまざまな集計値を求める機能を持ちます。数値を合計するときはSUM関数を使うことが多いと思いますが、小計行と合計行を含む表では、これらの関数の利用がおすすめです。