活用ノウハウ③ リピート促進編
LINE公式アカウント/メッセージ配信
友だちが増えて、アップグレードしたいが予算がない。
LINE公式アカウントの友だちが増えてきました。無料で配信できるメッセージの上限にすぐ達してしまいます。プランを変更したいのですが、上長に「予算がない」と言われました。
計画立てた配信と、その成果を示して予算を獲得しましょう。
配信数を節約しつつ、予算獲得のために動く
LINE公式アカウントには無料で利用できる「フリープラン」がありますが、送信できるメッセージは月に1,000通までです。単純計算で、友だち数が250人を超えると、週2回以上のペースでの発信はできません。フリープランで運用する場合は、配信内容とタイミングの計画を立てるのが大切です。
メッセージの配信時には、配信通数の上限を決められます。月の途中で友だちの数が増えても、上限値を決めておくと計画どおりに配信できます。また、LINEチャットでタグ付けしているユーザーだけを対象に配信することも可能です。
メッセージは1通で3吹き出しまで送れるので、画像やクーポンを混ぜると、文字ばかりのメッセージより読まれやすくなります。
こうした工夫に加え、運用者として成果を示し、企業・店舗内での予算獲得も目指してみてください。例えばクーポンの配布後、クーポン利用者数はLINE公式アカウントからの集客数、クーポン利用者数の合計売上金額はLINE公式アカウントによる売上として成果を示せれば、予算獲得につなげやすくなります。
期待できる効果
- 配信数の上限を設定すれば、無料のメッセージの範囲内に収まる
- LINE公式アカウントに興味があるユーザーに絞って配信できる
- 予算が獲得できれば、繁忙期に集中して配信数を増やせる
配信数の制限方法
Q.12を参考に、[メッセージ設定]を表示しておく。 [配信メッセージ数]をオンにすると [メッセージ数を入力]に配信数の上限を入力できる。
タグ付けしたユーザーへの配信方法
Q.57を参考にチャットタグオーディエンスを作成しておく。続いてWeb版管理画面で[ホーム]→[メッセージ配信]→[メッセージを作成]→ [絞り込み]を順にクリック。 をクリックすると、配信するオーディエンスの選択画面が表示されるので、配信したいものの[含める]→[追加]を順にクリック。 [オーディエンス]に配信先に含めるチャットタグオーディエンスが表示される。
ワンポイントアドバイスメルマガの費用対効果と比べる
LINE公式アカウントの運用で、その配信効果がよく比較されるのが「メルマガ」です。メルマガは多くの企業・店舗で実施されている販促手法の1つですが、メールアドレスを持っていない年代のユーザーも多く、効果が出にくい場合があります。リーチ数や開封率の面でメルマガと比較すれば、LINE公式アカウントの予算獲得につなげやすいでしょう。
LINE公式アカウント
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