活用ノウハウ③ リピート促進編
LINE公式アカウント、LINEミニアプリ/LIFF、ID連携
自社のサービスや顧客システムとLINEを連携して使いたい。
自社のサービスを、LINE上で使用してもらいたいです。すでに保有している自社の顧客データと連携した活用も検討しています。何かよい方法はありますか?
「LINEミニアプリ」の個別開発などで対応できます。
ID連携とLINEミニアプリで可能性が広がる
LLIFF(LINE Front-end Framework)およびLINEミニアプリは、LINEが提供するWebアプリケーションのプラットフォームです。アプリケーションにLINEが提供するLIFF SDK(ソフトウェア開発キット)を組み込むと、LINE上でそれらのサービスを呼び出せるので、ユーザーに手軽に利用してもらうことができます。 ただし、LIFFやLINEミニアプリを既存のシステムやツールと連携する場合には、自社またはLINEの開発パートナーによる開発が必要となるので、注意してください。
LIFFとLINEミニアプリは、ユーザーの許可を得てLINEユーザーのプロフィール情報を取得したり、ID連携したりすることができます。これにより、以下のようなより高度なLINE活用が実現します。
- 店舗のPOSレジと連携し、ポイントの獲得履歴をLINE上で確認できる
- 自社の予約システムと連携し、LINE上で予約やそのキャンセルができる
- LINE上で支払いや領収書の受け取りを行うことができる
期待できる効果
- サービス提供にあたり、別途アプリのダウンロードは不要
- LINEですべて完結するので、ユーザーの利便性が高い
- 連携した情報を活用して、よりユーザーに合った情報発信が可能
ユーザー認証やLIFFの仕組み
ユーザー認証
LIFFおよびLINEミニアプリを初期化するタイミングで、LINEプラットフォームとエンドユーザーの間で、ユーザー認証が行われる。 ユーザー認証が完了すると、LINEプラットフォームはエンドユーザーのアクセストークン/IDトークンを取得する。 ユーザーがアクセストークンをサービスに送信することで、サービスはユーザーを識別できる。
ウェブアプリとして動作
LIFFの初期化およびユーザー認証終了後は、ウェブアプリとして動作する。サービスはエンドユーザーに直接UIを表示し、エンドユーザーからのリクエストを処理する。
サービスメッセージ送信
Q.54)を送信するAPIを利用して、LINEミニアプリでサービスメッセージを送信。 APIが成功すると、LINEプラットフォームから、エンドユーザーにメッセージが送信される。
サービスメッセージ(LINE公式アカウント
本コンテンツのご利用について
本コンテンツは、インプレスの書籍『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド』を、著者であるLINE株式会社の許諾のもとに無料公開したものです。各サービスの内容は、書籍発行時点(2021年11月)における情報に基づいています。記事一覧(目次)や「はじめに」は、以下の「関連まとめ記事」のリンクからご覧ください。