活用ノウハウ③ リピート促進編
LINE公式アカウント/メッセージ配信
ユーザーの属性や行動に合わせてメッセージを送り分けたい。
一斉配信だけでなく、ユーザーごとにメッセージを出し分けたいです。ユーザーの性別、年齢別に区切って配信したり、メッセージの開封状況などをもとに配信したりできますか?
「属性」や「オーディエンス」に基づく配信が可能です。
「オーディエンス」は細かい絞り込みができる
友だちの数が増えてきたら、ターゲットを絞ってメッセージ配信することで、開封率やクリック率のアップが見込めます。絞り込み方法には、「属性」(友だち期間、性別、年齢、OS、エリア)があります。属性を絞ると配信対象となるユーザー数は減りますが、よりターゲットに響くメッセージの作成が可能です。
さらに細かくターゲットを絞りたい場合は、「オーディエンス」の設定が便利です。オーディエンスには、配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザー、メッセージを開封したユーザー、特定の経路で友だち追加したユーザーなどを指定できます。設定方法はQ.57を確認してください。
ただし、属性はLINE公式アカウントのターゲットリーチ※1が100人以上でないと利用できません。友だち数が増えてから使いましょう。なお、ターゲットの絞り込みに使われる属性はLINEが独自に推測した"みなしデータ"※2で、ユーザーの登録情報をそのまま利用するものではありません。
これらの機能を活用すれば、ユーザーのニーズにより近いメッセージ配信を行うことができ、企業・店舗との距離を近づけることができるでしょう。
※1 性別や年齢、地域で絞り込んだターゲティングメッセージの配信先となる友だちの母数です。LINEおよびその他のLINEサービスの利用頻度が高く、属性の高精度な推定が可能な友だちが含まれます。
※2 「みなしデータ」(オーディエンスデータ)はLINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴(スタンプ購入履歴、LINE公式アカウントの友だち登録履歴など)、LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類した「みなし属性」および、実購買の発生した購買場所を「購買経験」として個人を特定しない形で参考としているものです(「みなし属性」には携帯キャリア・OSは含まない)。「みなし属性」とは、ユーザーが「LINE」上で購入・使用したスタンプや興味のあるコンテンツのほか、どのようなLINE公式アカウントと友だちになっているかといった傾向をもとに分析(電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まない)したものです。なお、属性情報の推定は統計的に実施され、特定の個人の識別は行っておりません。また、特定の個人を識別可能な情報の第三者(広告主等)の提供は実施しておりません。
期待できる効果
- ユーザーのニーズによりフィットした情報を配信できる
- 全店舗共通のアカウントで、地域を絞った配信が可能
- 開封率が高まり、メッセージ通数を節約できる
属性の設定方法
[メッセージ設定]画面で[属性で絞り込み]→[フィルター設定]を順にタップ。続いて[属性]の中から絞り込みたい項目(ここでは
[性別])をタップすると、詳細の設定画面が表示される。 [男性]か [女性]をタップして選択すると、性別の属性が設定できる。ワンポイントアドバイスセグメントの設定をもっと自由にするには
「属性」や「オーディエンス」の他にも、例えば「今月、誕生日を迎える方にのみクーポンを配信したい」「特定の商品をある期間内に購入した方にのみに動画を配信したい」など、より細かく絞り込んでメッセージを配信したい場合は、MessagingAPIを使った開発や、外部のパートナーが提供する拡張ツールの導入を検討しましょう。
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