活用ノウハウ① 導入・認知獲得編
LINE広告/友だち追加
ポスティングに代わる方法で、地域の人に宣伝したい。
ポスティングをしていますが、最近効果が薄くなってきているように感じます。近隣エリアにいる人に自社のWebサイトを見てもらい、認知度をアップしたいです。
LINE広告の「ウェブサイトへのアクセス」を利用しましょう。
地域ターゲティングを適切に指定
LINE広告は、Q.21で解説したようなLINE公式アカウントの「友だち追加広告」に限らず、さまざまな目的で活用できます。例えば、自社のWebサイトやキャンペーン用のLP(ランディングページ:広告をクリックしたあとに遷移するWebサイト)に誘導して、認知度をアップさせるのにも効果的です。特に、店舗型ビジネスを営む場合は、周辺にいるユーザーに商品やサービスを認知してもらえると来店や購入につながります。こうした広告を配信するには、Q.21を参考にキャンペーンで「ウェブサイトへのアクセス」を選択してください。
また、広告グループの「ターゲット設定」では、広告を配信するユーザーの地域や性別、年齢に加えて、趣味・関心や行動、属性を設定できます。特に「地域」の設定は、市区町村や特定エリアの半径(店舗の住所から10km圏内など)を適切に指定することで、従来のポスティングと同様に、近隣ユーザーに向けて広告を配信できます。さらに、指定した地域にいる人が「地域に住んでいる」「働いている」「最近いた」かも指定できるので、店舗やエリアの特性によって使い分けましょう。
ただし、ターゲティングを狭めすぎると、配信量が少なくなってしまいます。始めのうちはターゲティングを狭めすぎず、インプレッション数やクリック数を見ながら徐々にターゲティングを狭めるとよいでしょう。
店舗のオープンや周年キャンペーンなどを控えた時期にLINE広告の地域ターゲティングを使えば、効率よく認知度をアップさせることができます。なお、広告に使用するクリエイティブは、視認性が高くシンプルなメッセージにまとめると、配信効果が高くなります。
広告グループ設定のポイント
[ターゲット設定]はある程度広めになるよう、店舗の周辺エリアを指定する
[地域]のみ設定。 [クリック数の最大化を目的に自動で設定]を選択すると、最適な入札単価の調整が行われる。 [予算設定]は目標CPC×1日に獲得したいクリック数から算出する。広告の作成方法
広告グループを作成すると
[広告を作成]が表示され、実際に配信する広告を作成できる。 [基本情報]の [広告名]は広告一覧に表示される管理名で、配信には利用されない。続いて [広告フォーマット]で、作成したい広告の表示形式を選択して[広告]の [画像]を設定。 [タイトル]に入力した文字はボタンの横に、 [ディスクリプション]に入力した文字は画像の下部に表示される。広告をクリックしたユーザーを遷移させるURLは、 [ランディングページ]に入力する。 [広告を保存]をクリックすると作成が完了し、審査が開始される。配信イメージは [プレビュー]で確認できる。期待できる効果
- 店舗の近隣にいるユーザーに向けて広告を配信できる
- 特に興味を持ってくれそうな人に絞り込み、広告を配信できる
- ポスティングが難しい時期でも、オンラインでアプローチできる
ワンポイントアドバイスユーザーの目に留まるクリエイティブを作ろう
ユーザーに広告をタップしてもらうには「クリエイティブ」が重要です。
[広告の構成要素]
[タイトル]は、訴求内容を端的に表現してインパクトを持たせる。
[ディスクリプション]は、1と2で伝えきれない訴求内容を補完する。
配信面によっては3が表示されないので、2で商品の効果やメリットを訴求する。
[シンプルさを大切に]
LINE広告はスマホ環境で表示されるため、「視認性」が最も重要です。シンプルかつインパクトのあるクリエイティブを作成して、ユーザーの指を止めてもらえるようにしましょう。
- 要素が多く詰まって見える
- 内容が伝わってこない
- 商品のディテールが分からない
- 1つひとつの要素が立って、分かりやすい
- 「○○%OFF」などユーザーのメリットが伝わる
- 商品のディテールが見えて、興味・関心がわく
LINE公式アカウント
本コンテンツのご利用について
本コンテンツは、インプレスの書籍『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』を、著者であるLINE株式会社の許諾のもとに無料公開したものです。各サービスの内容は、書籍発行時点(2023年6月)における情報に基づいています。
本コンテンツの各記事は、2023年9月~順次公開いたします。