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LINEでのデータ活用を一歩先へ!
新サービス「ビジネスマネージャー」

LINE公式アカウントとLINE広告など、複数のサービスを活用する際に、それらのデータを広告主単位で統合して管理できるサービス「ビジネスマネージャー」を紹介します。

LINE内外のデータをマーケティングに横断活用できる

ビジネスマネージャーは、LINEのデータだけでなく、企業が保有する顧客データや行動データを一括して収集・統合し、データ管理、データ分析、オーディエンスの共有や作成ができるデータ活用基盤です。ブランドを横断したプロモーションやキャンペーンを実施して、効果的で最適なコミュニケーションを実現します。

LINEをビジネスにうまく活用するにはどうしたらいい?|LINEビジネス活用公式ガイド 第2版

LINE内外のデータを活用してLINEでのマーケティングに活用する。

LINE内・外のデータを利用してできること

  • 複数のブランドを横断してメッセージや広告配信することで、クロスセルによる客単価向上を狙う
  • ブランドAでメッセージのクリックなどの反応のよい友だちと類似するユーザーに、ターゲットが近いブランドBのLINE広告(友だち追加)を配信することで、アクションする見込みの高いユーザーに対して効率的にアプローチする
  • ECサイトの会員登録済みユーザー限定、あるいは購入済みユーザー限定のメッセージやクーポンなどの特典を配信し、継続購入を促す

※「ビジネスマネージャー」は、LINEの法人向けサービスを通じてLINE社がユーザーの許諾を得て取得したデータと、広告主が持つ自社データを統合して管理できるサービスです。ビジネスマネージャーで連携できるデータは、すべて企業が個別にユーザー許諾取得済みの情報となります。

活用例①複数のLINE公式アカウントのオーディエンスをLINE広告に連携する

複数のLINE公式アカウントを運用していて、それぞれのターゲットユーザーが類似している場合、ビジネスマネージャーを以下の図のように使うことで、LINE広告(友だち追加)の配信に活用できます。

LINEをビジネスにうまく活用するにはどうしたらいい?|LINEビジネス活用公式ガイド 第2版

※実際のクリエイティブを参考に、傾向を一般化した内容となります。

※紹介している内容は配信効果を保証する内容ではありませんのでご注意ください。

ビジネスマネージャーに接続されているLINE公式アカウント同士で、オーディエンスを共有できます。ブランドごとのターゲットユーザーが類似している場合などに、それぞれの友だちオーディエンスや友だちオーディエンスの類似拡張を共有し、LINE広告(友だち追加)を配信できます。

ある消費財メーカーでは、複数あるブランドのLINE公式アカウントの友だちオーディエンスとその類似拡張を使って、ターゲット層が類似している別のブランドからのLINE広告(友だち追加)を配信しました。その結果、興味関心セグメントのみで配信した場合と比較してCTRが3倍に増加し、一方でCPCは17%低下しました。ターゲット層が類似している別のLINE公式アカウントのデータを用いたことで、配信結果が改善したと考えられます。

このような場合におすすめ

  • 企業および、ブランドごとのLINE公式アカウントを運営している
  • 複数ブランドで似た属性のユーザーをターゲットとしている
  • LINE公式アカウントの友だちを広告で効率よく獲得したい

活用例②ECモールの購入者データとLINE公式アカウントを連携して、セール情報などを配信する

ECモールに出店している場合、そのECモールでの購入履歴から抽出した電話番号をビジネスマネージャーにアップロードし、LINE公式アカウントからの購入履歴がある友だちに対してメッセージ配信を行うことで、配信効果を高められます。

LINEをビジネスにうまく活用するにはどうしたらいい?|LINEビジネス活用公式ガイド 第2版

※実際のクリエイティブを参考に、傾向を一般化した内容となります。

※紹介している内容は配信効果を保証する内容ではありませんのでご注意ください。

あるEC通販企業では、ECモールでの購入者の電話番号をビジネスマネージャーにアップロードし、「過去1年間の商品別の購入者」でオーディエンスを作成しました。そして、LINE公式アカウントから、商品Aの購入者には商品Aのセール情報を、商品Bの購入者には商品Bのセール情報を、という形で購入履歴に合わせてメッセージを配信しました。すでに購入しており、商品への関心が高いユーザーに情報を配信することで、一斉配信と比較して開封率は51.8%で1.2倍、クリック率は27.0%で1.2倍、開封率とクリック率を掛け合わせた数値は14.0%で1.4倍という効果が得られました。CVRとROAS(広告の費用対効果)については、一斉配信と比較してCVRが2.2倍、ROASは2,300%という実績を記録しています。このように自社が保有するデータをビジネスマネージャーに統合することで、顧客に合わせたコミュニケーションを実現できます。

このような場合におすすめ

  • 購入者データを活用してLINE公式アカウントからセグメント配信したい
  • LINE公式アカウントからのCVR、ROASを高めたい
  • 商品が複数あり、商品ごとに顧客が付いている

本コンテンツのご利用について

本コンテンツは、インプレスの書籍『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』を、著者であるLINE株式会社の許諾のもとに無料公開したものです。各サービスの内容は、書籍発行時点(2023年6月)における情報に基づいています。