活用ノウハウ① 導入・認知獲得編
LINE公式アカウント/ショップカード

Q.54

LINEミニアプリ経由の友だちをお店のファンにしたい。

イラスト

LINEミニアプリ経由で友だち追加してくれた方に、一度きりでなく、またサービスを利用してもらいたいです。何かよい方法はありますか?

A

LINE公式アカウントでアフターフォローしましょう。

LINEミニアプリとLINE公式アカウントを併用

LINE上で、さまざまな便利機能を提供できるLINEミニアプリは、ユーザーの利用時に自社のLINE公式アカウントをスムーズに友だち追加してもらえるように設定できます(友だち追加はユーザーの許諾が必須)。この仕組みを使えば、飲食店でスマホを使ってメニューを注文したユーザーや、美容室でデジタル会員証を発行したユーザーと友だちになり、その後も継続してコミュニケーションが取れます。

このとき、一斉に同じ内容をメッセージ配信するのではなく、例えばチャットから「初回利用」とタグ(Q.55)付けしたユーザーにだけお礼メッセージを送ることで、よりきめ細やかに対応できます。また、導入したLINEミニアプリがPOS連携している場合は、既存のPOS側に蓄積されている商品・メニューや購買内容、支払い金額などのデータとLINEのIDを紐付けることで、「直近半年以内に1万円以上を支払った」ユーザーにだけクーポン付きメッセージを送るなど、さらなるOne to Oneコミュニケーションを実現できるでしょう。

LINEミニアプリの利用ユーザーと、LINE公式アカウントを通じて関係性を強化することで、お店のファン増加が見込めます。

期待できる効果

  • スムーズに友だち追加を促せる
  • 友だちにメッセージ配信して関係性を強化できる
  • タグやデータをもとにOne to Oneコミュニケーションも可能

ファン化を促すメッセージ配信例

[POS連携なしのLINEミニアプリの場合]

飲食店の場合(平日に利用できるランチクーポンを配信)

友だち追加しているユーザーに喜ばれるクーポンを配信して、「お得な情報を配信 するLINE公式アカウント」と印象付けられます。

理美容・サロンの場合( 2 回目来店のお客さまに割引クーポンを配信)

滞在時間が長い理美容・サロンでは、友だち追加と同時にLINEチャットでフルネ ームを送ってもらえるように声がけします。「初来店」とタグ付けすれば、該当ユー ザーのみに2回目の来店を促すクーポンを配信でき、顧客流失を防ぐ手段になります。

小売・E Cの場合(おすすめ商品に関するメッセージ配信)

クーポンはもちろん、商品のバリエーションが多い小売・ECでは、その時々のお すすめ商品をカードタイプメッセージ(Q.48/P.140)で配信すれば、ユーザーに店 舗やECサイトについてより深く知ってもらえます。

理美容・サロンの場合( 2 回目来店のお客さまに割引クーポンを配信)

滞在時間が長い理美容・サロンでは、友だち追加と同時にLINEチャットでフルネ ームを送ってもらえるように声がけします。「初来店」とタグ付けすれば、該当ユー ザーのみに2回目の来店を促すクーポンを配信でき、顧客流失を防ぐ手段になります。

[POS連携ありのLINEミニアプリの場合]

POSレジに蓄積されるユーザーの各種情報から、以下のようなメッセージの出し分けが可能になります。

  • 直近半年間に3回以上来店し、合計1万円以上を支払ったユーザーにおすすめメニューの10%オフクーポンを配信して、再来店を促せます。
  • これまでの利用金額が1万円を超えているが、直近1年間のECサイトでの利用歴がないユーザーに10%オフクーポンを配布し、休眠状態からの再利用を狙えます。

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本コンテンツは、インプレスの書籍『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』を、著者であるLINE株式会社の許諾のもとに無料公開したものです。各サービスの内容は、書籍発行時点(2023年6月)における情報に基づいています。