016 Googleタグマネージャの導入
コンテナスニペットをHTMLソースに挿入する
Googleタグマネージャのコンテナスニペットは、解析対象となるサイトの全ページのHTMLソースに挿入します。以下の2つのコードからなり、1つは<head>タグ内のもっとも上、もう1つは<body>タグ内のもっとも上に貼り付けることが推奨されています。
<head>タグ内に挿入するコード
2:「GTM-」から始まる部分がコンテナIDを表す
<body>タグ内に挿入するコード
2:<head>タグ内のコードと同じコンテナIDが記述されている
ポイント
- Googleタグマネージャを利用するなら、ワザ012のようにGoogleアナリティクスのトラッキングコードをHTMLソースに挿入する必要はありません。すでにGoogleアナリティクスのトラッキングコードを挿入している場合は、全ページのHTMLソースから削除したうえで、コンテナスニペットを挿入します。
- <body>タグ内のコードは、JavaScriptが無効になっているブラウザーでGoogleタグマネージャを動作させるためのものです。ただ、その場合も画像ファイルの呼び出しなど、非JavaScriptのタグしか動作しないため、利用シーンは限られます。JavaScriptが無効ならGoogleタグマネージャも動作させないと割り切るのであれば、<body>タグ内のコードは挿入しなくてもかまいません。
コンテナスニペットの挿入が完了すれば、さまざまなソリューションのタグ管理をGoogleタグマネージャだけで行えるようになります。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。