082 重要な指標

「ページ/セッション」を正しく理解する

ページ/セッション」は、1セッション中に閲覧されたページビューの平均です。以下のような3セッションがあったとすると、合計8ページビューとなり、ページ/セッションは(3+4+1)÷3=2.67となります。

  • セッション1 3ページビュー
  • セッション2 4ページビュー
  • セッション3 1ページビュー(直帰)

この指標が見られる代表的なレポートに[ランディングページ]があります。各ランディングページから開始されたセッションが、平均して何ページビューをもたらしたかを分析できます。

使用画面行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ

「ページ/セッション」を正しく理解する - できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版

ページ/セッションはユーザーの回遊性を表すため、ある程度、大きいほうが望ましいと言えます。しかし、サイト内のメニュー構造や操作方法がわかりにくく、ユーザーが迷子になっている場合も高くなるため、一概に大きいほうがいいとも言い切れません。

また、この指標はあくまで平均値であり、数値が増えたとしても全体の傾向とは限らず、特定のセッションだけ突出してページビューが多かった可能性を考慮する必要があります。

ポイント

  • 回遊性とは、ユーザーがサイト内のいろいろなページを見て回る度合いを指します。ページ/セッションの数値が大きいほど、回遊性が高いサイトと表現できます。
  • 直帰率が高いと、サイト全体のページ/セッションの平均は低くなります。

ページ/セッションはサイトの回遊性を表す指標で、一般的には高いほうが望ましいとされます。