018 Googleタグマネージャの導入
タグを追加したコンテナはプレビューしてから公開する
Googleタグマネージャのコンテナにタグを追加し、そのコンテナを公開すると、コンテナスニペットを挿入したサイトにアクセスしたユーザーに対してタグが動作する状態になります。しかし、事前に確認せずに公開するのは大きなリスクです。公開する前に、必ず実際のサイトでの動作を確認することを習慣づけてください。そのためには「プレビュー」を利用します。
プレビューではコンテナを一般ユーザーに公開せず、自分だけ(正確には、自分が使っているブラウザーだけ)に公開し、タグやトリガーが動作する状態にします。サイトの表示崩れがなく、ファイルのダウンロードやフォームの送信に問題がないことを確認してから公開しましょう。
1コンテナのプレビューを確認する
2コンテナを公開する
3コンテナのバージョンを記録する
4プレビューを終了する
ポイント
- プレビューモードは標準では自分のブラウザーでしか有効になりませんが、[プレビューの共有]をクリックすると、プレビューを共有するためのリンクを取得できます。このリンクをメールなどで送信すれば、複数人での動作検証が可能になります。
- コンテナを公開する直前には、そのコンテナの状態を「バージョン」として記録できます。[バージョン名]や[バージョンの説明]に情報を入力しておきましょう。どのようなタグを追加したのか、社内やユーザーからのどのような要望に応じたものなのかがわかると便利です。
作成・設定したタグが意図通りに動作するか、コンテナを公開する前にプレビューでテストすることを習慣づけましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。