021 デモアカウントの追加
通常生成されないレポートはデモアカウントで有効性を判断する
Googleアナリティクスには、設定を行ったり、ほかのサービスとアカウントをリンクしたり、トラッキングコードをカスタマイズしたりしないと生成されないレポートがあります。以下がその代表例です。
設定を行わないと生成されない
- [行動]→[サイト内検索]配下のレポート
- 「コンテンツグループ」機能に基づくレポート
アカウントをリンクしないと生成されない
- [集客]→[AdWords]配下のレポート
- [集客]→[Search Console]配下のレポート
トラッキングコードをカスタマイズしないと生成されない
- [コンバージョン]→[eコマース]配下のレポート
- 「拡張eコマース」機能に基づくレポート
Web担当者としては「よくわからないから放置する」という態度をとりがちですが、自社にとって有効な知見をもたらすレポートかもしれません。こうした見落としを防ぐために役立つのが、Googleアナリティクス公式のデモアカウントです。「お手本」となる事例を参照することで自社に必要なレポートかどうかを判断し、設定やカスタマイズの意思決定ができます。
1デモアカウントを追加する
デモアカウント - アナリティクスヘルプ2デモアカウントが追加された
ポイント
- デモアカウントのページは、レポートの操作機能(画面左側のメニュー)にある[発見]から[Googleアナリティクスデモアカウント]をクリックすることでも表示できます。
- デモアカウントのレポートは、Googleのグッズを販売するECサイト「Google Merchandise Store」のサイト利用状況に基づいています。
- 拡張eコマースについては、デモアカウントでも完全に実装できていない(省略されている)部分があります。
トラッキングコードのカスタマイズには、多くの場合、費用がかかります。デモアカウントで見られるデータから費用対効果を想定しましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。