022 仕様・規約の理解
プロパティ数やヒット数の上限を知る
Googleアナリティクスを無料で利用できるアカウント(無償版のGoogleアナリティクス/Googleアナリティクススタンダード)では、計測できるデータや保存できる設定に上限が設けられています。本書執筆時点における、特に知っておきたい上限は以下の通りです。
無償版のGoogleアナリティクスにおけるデータ収集上限
データの種類 | 制限の内容 |
---|---|
ヒット | 1プロパティあたり1か月1,000万ヒット |
1セッションあたり500ヒット | |
プロパティ | 1アカウントあたり50個 |
ビュー | 1プロパティあたり25個 |
チャネルグループ | 1ビューあたり25個 |
マイレポート | 1ビューあたり20個 |
カスタムレポート | 1アカウントあたり100個 |
セグメント | 1ユーザーあたり1,000個 |
一部の上限については、開発者向けの公式ヘルプにも記載されています。
Googleアナリティクスのデータ収集上限ポイント
- 上記の一覧には、以前公式ヘルプに記述があったが今はないもの、もともと公式ヘルプになく、筆者がGoogleに問い合わせて確認したもの、筆者が管理しているアカウントで実際に上限に達したことで発見したものも含まれています。
- 実際には、上記の上限を超えても利用できる場合があります。
- 有償版の「Googleアナリティクス360」(旧称:Googleアナリティクスプレミアム)にアップグレードすると、一部の上限は大幅に緩和されます。
上限は今後変更になる可能性も大いにありますが、まずは現在の仕様を理解しておくことが重要です。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。