025 仕組みの理解
ビーコン式Web解析の仕組みを理解する
Web解析の方式は「Webサーバーログ式」「パケットキャプチャ式」「ビーコン式」の3つに大別でき、Googleアナリティクスはビーコン式の解析ツールです。ビーコン式とは、ページのHTMLソースにトラッキングコードを挿入することでWeb解析を実現する方式を指し、2017年現在で主流の方式となっています。ユーザーのサイト利用状況が、Googleアナリティクスでレポートとして閲覧できるまでのステップは以下の通りです。
- ユーザーがサイトにアクセスする(ブラウザーがページのリクエストを送信する)
- トラッキングコードが挿入されたページがブラウザーに表示される
- Googleアナリティクスのサーバーにトラッキングビーコンが送信される
- Googleアナリティクスのサーバーでトラッキングビーコンの情報が解析される
- 解析結果がGoogleアナリティクスのレポートに表示される
ポイント
- サイト内にトラッキングコードが挿入されていないページがある場合、そのページからはトラッキングビーコンが送信されず、Googleアナリティクスでの解析処理も行われません。
- Googleアナリティクスに限らず、ビーコン式の解析ツールでは解析対象の全ページにトラッキングコードを埋め込まないと正確なデータを計測できません。
Googleアナリティクスでは、ユーザーのブラウザーから送信されるトラッキングビーコンを基にWeb解析を行います。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。