033 ビューの基本設定
URLクエリパラメータを除外し、計測するURLの種類を削減する
サイトを表示するシステムによっては、URLに「クエリパラメータ」が多用されている場合があります。ECサイト構築用のCMSが代表例ですが、例えば以下のようなURLとなります。
https://dekiru.net/sales.php?sessionid=123 https://dekiru.net/sales.php?sessionid=124 https://dekiru.net/sales.php?sessionid=125
「sessionid」がURLクエリパラメータ。ユーザーからのアクセスがあるたびに、動的にページが生成されるシステムなどで用いられる
URLクエリパラメータには、①ページに表示するコンテンツを制御しているもの、②システム上は必要だが、ユーザーが見ているコンテンツには影響を与えないもの、に大別でき、②に該当するURLクエリパラメータはWeb解析では邪魔になります。以下のように除外する設定を適用しましょう。
管理 > ビュー設定
ポイント
- 上記の例の場合、標準の設定では「sessionid」の値の種類分だけ別々のページとして計測されます。「sessionid」というURLクエリパラメータを除外すると、「/sales.php」という1つのページとして計測されるようになります。
- 複数のURLクエリパラメータを除外したい場合は、「sessionid,userid」というようにカンマ(,)で区切って入力します。
- Googleアナリティクスにおいて1日に記録されるユニークなページ数の上限は50,000件であり、それ以上は「(other)」というページとしてまとめられてしまいます。ここで解説した設定は、ユニークなページ数をむやみに増やさないという意味でも重要です。
動的にページを生成する仕組みを取り入れているサイトでは、分析上で無意味なURLクエリパラメータがないか、確認が必要です。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。