043 ビューに対するフィルタの設定
サイトとカテゴリでデフォルトのページが異なる場合に対処する
ワザ032では、サイトやカテゴリのデフォルトのページが「/index.html」などで統一されている場合に、別々に計測されることを回避する方法を解説しました。しかし、サイトのトップページは「/index.html」、カテゴリのトップページは「/index.php」のように、ディレクトリによってデフォルトのページが異なる場合はうまくいきません。
この場合、ビューの設定の[デフォルトのページ]で「index.html」を指定すると、カテゴリのトップページである「/product/」へのアクセスは「/product/index.html」として記録される一方で、「/product/index.php」も別のページとして記録されてしまいます。この問題を回避してデフォルトのページを統一するには、ビューに対するフィルタを以下のように設定します。
管理 > フィルタ
1フィルタの名前や種類を設定する
2フィルタの条件を設定する
3URLの統一方法を設定する
手順3の[検索文字列]には以下の正規表現を指定し、「index.html」と「index.php」の両方に一致するようにしています。それらが[置換文字列]である「/」に置き換えられることで、トップページのURLが統一される仕組みです。
(/index\.[^\&]*)
「/index」と、それに続く任意の拡張子を正規表現で指定する
ポイント
- Googleアナリティクスでよく利用する正規表現については、ワザ151で解説しています。
デフォルトのページが階層によって異なる場合は、ここで解説したビューに対するフィルタで統合するという手段があります。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。