058 ほかのサービスとのリンク設定
Google AdWordsのアカウントとリンクする
サイトのプロモーション施策の一環として、Google AdWords(現:Google広告)でリスティング広告やディスプレイ広告を運用しているケースも多いでしょう。GoogleアナリティクスのプロパティをAdWordsのアカウントとリンクすることで、Web解析と広告という2つのサービスの連携を深めて利用できるようになります。具体的には以下の3つが可能になります。
- 本来はAdWordsでしか取得できない、広告の表示回数やクリック数、費用などの情報をGoogleアナリティクスに取り込めます。
- 本来はGoogleアナリティクスでしか取得できない直帰率や新規セッション率などの指標や、Googleアナリティクスによって計測した「目標」「トランザクション」「スマートゴール」などのコンバージョンをAdWordsに取り込めます。
- 「GAリマーケティング」により、Googleアナリティクスで作成したセグメントに対してリマーケティング広告を実施できます。
管理 > AdWordsのリンク設定
1Google AdWordsの「お客様ID」を選択する
2リンクするビューを選択する
3リンク設定が完了した
ポイント
- リンクするGoogleアカウントには、AdWordsの管理者権限が必要です。
- GoogleアナリティクスとAdWordsで利用しているGoogleアカウントが異なる場合は、リンク設定を行う前に、AdWordsのGoogleアカウントをGoogleアナリティクスのユーザーとして追加し、編集権限を付与しておきます。ユーザーの追加方法はワザ179で解説しています。
- 関係者のうち、リンクされたAdWordsのデータを見せたくないユーザーがいる場合は、AdWordsとリンクしていないビューを残しておき、そのビューに対して当該ユーザーの閲覧権限を付与するようにします。
- この設定の結果は、[集客]メニューの[AdWords]配下にあるレポートで確認できます。
リンク設定を行えば、広告の表示回数や掲載順位といったAdWords固有の指標をGoogleアナリティクスにインポートできます。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。