077 その他の設定
オプトアウトアドオンでビーコンの送信を停止する
Googleでは、自分のサイト訪問をGoogleアナリティクスによって解析されたくないユーザーに対して、「Googleアナリティクス オプトアウトアドオン」を提供しています。このアドオンはGoogle Chromeだけでなく、Internet ExplorerやFirefox、Safariにも対応しており、各ブラウザーにインストールするだけで有効になります。
Googleアナリティクス オプトアウトアドオン(Internet Explorer、Firefox、Safari向け)
関係者にこのアドオンをインストールしてもらえば、そのブラウザーからのトラフィックはGoogleアナリティクスに記録されなくなります。ただし、トラッキングビーコン自体を確認できなくなる、自分が関係していないサイトにも影響してしまう副作用があるため、サイト制作会社やシステムベンダー、Web解析コンサルタントでは業務に支障が出る可能性があります。
ポイント
- 本書執筆時点では、オプトアウトアドオンはMicrosoft Edgeに対応していません。
- トラッキングビーコンは送信したいが、Googleアナリティクスのレポートには反映されたくないという場合は、カスタムディメンションを利用した除外方法がおすすめです。
このアドオンは本来、プライバシーの流出を気にするユーザーのためのものです。短期的に計測を止めたいときの手段として覚えておきましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。