090 重要な分析軸
「ディメンション」を正しく理解する
Googleアナリティクスのレポートの多くは、表形式で表現されます。表形式のレポートをよく見ると、いちばん左の列とそれ以外の列で、性質が大きく異なることを確認できるはずです。このいちばん左の列を「ディメンション」と呼びます。それ以外の列が「指標」です。
行動 > サイト内検索 > サイト内検索キーワード
ディメンションは分析軸のことで、口語としては「○○ごとの」「○○別の」と表現できます。例えば、上記の[サイト内検索キーワード]レポートにおけるディメンションは検索キーワードなので、このレポートは「検索キーワードごとの」各指標を表しています。検索キーワードによってセグメントされている、とも表現できるでしょう。
一方、指標には[検索回数の合計]などがあります。ディメンションの項目(ディメンションメンバー)が主に文字列で構成されるのに対して、指標は数字で構成されます。指標の見出しをクリックすると、その指標の昇順・降順で表を並べ替えることができます。
ポイント
- ディメンションはセグメントの切り口、指標は切り口ごとのパフォーマンスとも言い換えられます。Googleアナリティクスには100種類以上のディメンションが存在します。
- レポートによっては、表の左上にある[プライマリディメンション]から、表のいちばん左の列に表示するディメンションを切り替えられます。
ディメンションはカスタムレポートを作成するときにも必要とされる知識なので、よく覚えておきましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。