100 タグマネージャの用語
Googleタグマネージャの「変数」を理解する
Googleタグマネージャにおける「変数」は、データ(値)を保持するための「箱」の役割をします。概念的にやや難しいですが、プログラミングでもよく登場する用語です。
ワザ017では[Googleアナリティクス設定]から、GoogleアナリティクスのトラッキングIDを変数に格納しました。以降に作成するタグは、その変数を選択するだけで、GoogleアナリティクスのトラッキングID(プロパティ)と紐付けられるようになります。こうした自分で作成する変数は「ユーザー定義変数」と呼びます。
一方、Googleタグマネージャにはさまざまな「組み込み変数」も用意されています。Web解析においてよく利用する値を変数として扱えるようにしたもので、「Page URL」(ページのURL)や「Click Text」(クリックされた要素が含むテキスト)などがあります。組み込み変数は以下の手順で、有効・無効の切り替えが可能です。
Googleタグマネージャは「タグ」「トリガー」「変数」の3つの理解が伴ってこそ、使いこなせるようになります。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。