107 ユーザーの分析
ユーザーがどのようなことに興味を持っているのかを知る
[ユーザー属性]配下のレポート群と同様に、Googleの広告ネットワークから類推したユーザー属性をインポートして生成される情報として、[インタレスト]配下のレポートがあります。
ユーザー > インタレスト > 概要
[概要]のほか、以下のレポートが提供されています。
[アフィニティカテゴリ]レポート
Google AdWordsが規定している、ユーザーと高い親和性を持つ興味・関心の分類がディメンションとなっています。分類は100種類程度あり、代表的なものは以下の通りです。
主なアフィニティカテゴリ(ユーザーの興味・関心の分類)
順序 | 値 |
---|---|
Beauty & Wellness/Beauty Mavens | 美容の達人 |
Food & Dining/Cooking Enthusiasts | 料理愛好家 |
Food & Dining/Foodies | 食い道楽 |
Home & Garden/Home Decor Enthusiasts | インテリア愛好家 |
Lifestyles & Hobbies/Art & Theater Aficionados | 芸術・芝居マニア |
Lifestyles & Hobbies/Fashionistas | ファッション愛好家 |
Lifestyles & Hobbies/Outdoor Enthusiasts | アウトドア愛好家 |
Media & Entertainment/Music Lovers | 音楽愛好家 |
News & Politics/News Junkies | ニュース好き |
Shoppers/Value Shoppers | 買い物好き/価格重視 |
Sports & Fitness/Health & Fitness Buffs | スポーツと健康好き |
Technology/Technophiles | 新技術好き |
Travel/Business Travelers | ビジネス旅行者 |
[購買意向の強いセグメント]レポート
Googleのアルゴリズムによって計算された、特定の商品カテゴリに対する購入意欲の強いセグメントと説明されています。分類は350種類程度あります。
ユーザー > インタレスト > 購入意向の強いセグメント
[他のカテゴリ]レポート
ユーザーのサイト訪問履歴と経過時間から類推される、ユーザーが今、興味を持っている興味関心の分類です。分類は1,200種類程度あります。
いずれもセカンダリディメンションを活用し、年齢や性別との掛け合わせが可能です。また、セッションの多いセグメント、コンバージョン率の高いセグメントを確認することもできます。そもそもがGoogle AdWordsでの分類に基づいているので、ディスプレイネットワークを利用して特定のアフィニティカテゴリをターゲットとした広告を掲載するのも有効な施策となるでしょう。
ポイント
- [インタレスト]配下のレポートを利用するには、[管理]画面で[ユーザー属性レポートとインタレストカテゴリレポートの有効化]を行う必要があります(ワザ056を参照)。
ユーザーの嗜好性や興味関心からコンバージョン率の高いセグメントを見つけ、サイト訪問を促す施策を考えてみましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。