108 ユーザーの分析
地域別にユーザーの振る舞いの違いを知る
特定の地域に関連しているサイトや、実店舗も展開しているECサイトなどでは、サイトを訪問したユーザーの地域属性が気になると思います。それがわかるレポートは[ユーザー]メニューの[地域]にあります。
ユーザー > 地域 > 地域
ディメンションの国名をクリックするとドリルダウンでき、[Japan]をクリックすれば[Tokyo]などの都道府県がディメンションとして表れます。分類のレベルには国以外にも大陸、市区町村などがあり、プライマリディメンションから切り替えられます。
このレポートはユーザーのIPアドレスを基に、それらが持つ地域属性に紐付けて生成されており、正確性がそれほど高いとは言えません。特に、セグメントで[モバイルトラフィック]などに絞り込んだ場合は[Minato][Shibuya]の比率が高まるなど、ユーザーの所在ではなく、ユーザーが使用しているデバイスが通信している基地局の所在がレポートされていると思われるため、注意が必要です。
ポイント
- [リアルタイム]メニューの[地域]レポートでは、今、サイトを利用しているユーザーの地域属性を確認できます(ワザ103を参照)。
地域に根ざしたビジネスを展開しているなら、ターゲットとなる地域のユーザーが十分にサイトを利用しているか、確認しておきましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。