111 ユーザーの分析
モバイルデバイスの機種からサイトの要改善点を見つける
ユーザーが利用しているモバイルデバイス(スマートフォンとタブレット)について、具体的な機種までわかるのが[モバイル]配下の[デバイス]レポートです。
ユーザー > モバイル > デバイス
このレポートの利用方法は、大きく分けて以下の2つです。
特定の機種やOSでの不具合の確認
プライマリディメンションとして[モバイル端末の情報]や[オペレーティングシステム]を選択したとき、各指標に特異な値がないかチェックします。セッションがほとんどない、コンバージョンが起きていない、コンバージョン率が異常に低いなどの事象があれば、特定の機種やOSでサイトが正常に表示できていない可能性があり、システム上の不具合を疑う必要があるかもしれません。
ユーザーの環境に基づいたデザインやレイアウトの最適化
プライマリディメンションの[その他]をクリックすると[画面の解像度]を選択でき、ディメンションの項目として[360x640]などが表示されます。ユーザーがどのような大きさの画面でサイトを利用しているのかがわかれば、ファーストビューのエリアを確認したり、ボタンの大きさを調整したりするための情報として役立ちます。
[デバイス]レポートでは、iPhoneやiPad、Androidスマートフォンなどの固有の機種ごとの指標を確認できます。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。