112 ユーザーの分析
自社サイトと似たサイトの平均的なパフォーマンスと比較する
Web解析を始めてしばらくすると、自社サイトのパフォーマンスを世の中の似たようなサイトと比較したくなるものです。例えば、サイト全体の直帰率が60%だったとして、それが世の中の平均に近ければ気にする必要はありませんが、平均が30%であれば改善が必要である、と判断できます。そうしたニーズに応えるのが[ベンチマーク]配下のレポートです。
ユーザー > ベンチマーク > デバイス
[地域][デバイス]の3つのレポートに分かれており、それぞれをディメンションとした指標を確認できます。また、[業種][国/地域][サイズ(1日のセッション数)]の3つの観点で、ほかのサイトの平均的なパフォーマンスと、自社サイトのパフォーマンスとの比較結果が表示されます。
ポイント
- ベンチマークを利用するには、[管理]画面の[アカウント設定]で[ベンチマーク]にチェックマークを付け、機能を有効にする必要があります。
- [サイズ(1日のセッション数)]はサイトの規模とも言い換えられます。自社サイトと同規模のセッション数を選択しましょう。
- セッション、ページビュー数、直帰率などの指標を利用できますが、コンバージョン率、トランザクション、収益などのコンバージョン関連指標は利用できません。
自社サイトの強みと弱みを客観的に捉えて、施策の重要性や緊急性を判断する材料にするといいでしょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。