117 集客状況の分析
ソーシャルネットワークがサイトに与えている影響を知る
FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークからの訪問は、基本的には参照トラフィックの一種です。それらの影響力は日々高まっているため、Googleアナリティクスではソーシャルネットワークからのトラフィックを「social」というチャネルとして分類するとともに、[ソーシャル]配下に専用のレポートを生成します。
集客 > ソーシャル > 参照元ソーシャルネットワーク
中でも活用しやすいレポートとして、以下の2つがあります。ソーシャルネットワークを軸とした集客の施策を実施しているなら、「成果と施策の紐付け」に必須のレポートです。
参照元ソーシャルネットワーク
ソーシャルネットワークの中で、サイトに多くのトラフィックをもたらしている具体的なサービス名を把握できます。また、それらのサービスから発生したセッションにおける直帰率やサイト滞在時間なども確認できます。ディメンションの項目には「Hatena Bookmark」(はてなブックマーク)や「Oshiete! goo」(教えて!goo)といった日本固有のサービスも表示されます。
ランディングページ
ソーシャルネットワークで拡散したコンテンツには、そのコンテンツをランディングページとした訪問が発生します。そのため、このレポートを利用すると、どの記事やコンテンツがソーシャルネットワークからのセッションを獲得しているのかがひと目でわかます。
ポイント
- 参照元全体のうち、ソーシャルネットワークが占める割合を知りたいときは、[集客]メニューの[すべてのトラフィック]→[チャネル]レポートを確認します。
サイトによっては、ソーシャルネットワークが自然検索に次ぐ集客元となっている場合があります。効果測定は小まめに行いましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。