119 集客状況の分析
Google AdWordsの効果を分析する
Googleの広告サービス「Google AdWords」(現:Google広告)が集客にどう貢献しているかを見るには、[AdWords]配下のレポートを利用します。アカウントのリンクを行えば、以下のようにGoogleアナリティクスの強力な分析機能を利用してAdWordsのパフォーマンスを分析できます。
Web解析と広告の効果測定の統合
広告の表示回数、クリック数、クリック率、クリック単価など、本来はAdWordsの管理画面でしか測定できないデータをGoogleアナリティクスのレポートにインポートできます。
費用対効果の分析
AdWordsにおける広告出稿の費用データもインポートできるため、Googleアナリティクス上で費用と収益を対比し、ROIを表示できます。
AdWordsでは確認しにくいデータの確認
AdWordsの管理画面では、広告単位、広告グループ単位、プレースメント単位、キーワード単位でのパフォーマンスは集計できますが、これらを掛け合わせた集計はGoogleアナリティクスでのみ行えます。具体的な方法はワザ212〜ワザ220で解説します。
集客 > AdWords > キャンペーン
ポイント
- [AdWords]配下のレポートを利用するには、[管理]画面の[AdWordsのリンク設定]でAdWordsとのリンクを行っておく必要があります(ワザ058を参照)。
Googleアナリティクスでは、AdWordsの管理画面では行えないセグメントを活用した分析が可能になり、精度の高い知見が得られます。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。