124 サイト内行動の分析
企業からのアクセスが何を求めているかを確認する
BtoBのビジネスモデルを持つサイトを運営している方にとっては、企業からのアクセスがサイト内のどのページに集中しているのか、気になるところだと思います。標準レポートにはありませんが、[すべてのページ]レポートでセカンダリディメンションとアドバンスフィルタを活用することで、企業のネットワークドメインに絞った人気のページを確認できます。手順は以下の通りです。
行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ
1ディメンションに「ネットワークドメイン」を追加する
2「.co.jp」ドメインのみに絞り込む
3企業からのアクセスが表示された
ここでは[すべてのページ]レポートにセカンダリディメンションを追加しましたが、新たにカスタムレポートを作成してもいいでしょう。例えば、第1ディメンションとして[ランディングページ]、第2ディメンションとして[ネットワークドメイン]、フィルタとしてチャネルがOrganic Searchに一致、かつネットワークドメインが「co.jp」を含む、と設定すると、サイトを訪問した企業からのユーザーが、どのページの情報を求めて訪問したのかを理解できます。
ポイント
- セカンダリディメンションとアドバンスフィルタを適用したレポートを定常的に利用したい場合は、レポートを保存しておくと便利です(ワザ163を参照)。
「ネットワークドメイン」をセカンダリディメンションとして加えて「co.jp」でフィルタを適用すれば、企業からのアクセス状況がわかります。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。