125 サイト内行動の分析
ページのURLを常に「URL+ページタイトル」で表示する
[すべてのページ]レポートでは、標準では[ページ](ページのURL)がディメンションになっています。URLだけでも主要なページはすぐわかる、というWeb担当者の方もいると思いますが、あまり直感的ではないのは確かです。かといって、プライマリディメンションを[ページタイトル]に切り替えると、今度はURLがわからなくなります。これを解決するには、ページのURLをすべて「URL+ページタイトル」の形で表示するように、ビューに対するフィルタを設定します。
管理 > フィルタ
フィルタの種類を[詳細]にした状態の、各項目の選択・入力内容は以下の通りです。
- フィールドA→引用A: [リクエストURI]を選択して「(.*)」と入力
- フィールドB→引用B: [ページタイトル]を選択して「(.*)」と入力
- 出力先→構成: [リクエストURI]を選択し、「$A1 $B1」と入力
ポイント
- ここで言うページのURLは、正確には「リクエストURI」と呼びます。URLのうちホスト名の後ろにあるスラッシュ(/)から右側の部分がリクエストURIになります。
- 「URL+ページタイトル」の形にすると、各項目の文字列が長すぎて逆に使いにくい場合もあります。標準的なビューも残しておき、用途によって使い分けましょう。
- フィルタを利用してURLを変形しているため、URLに基づく目標設定も適宜修正します。
主要でないページや、サイト運営に直接関わっていない関係者とレポートを共有するときに便利なテクニックです。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。