140 レポートの操作
レポートを前の期間と比較する
Googleアナリティクスのレポートを意味のあるものとして解釈する方法のひとつに、「期間の比較」があります。「今週のセッション数は10,000だった」という情報はあまり意味を持ちませんが、「先週のセッション数は8,000だった」という情報とあわせて解釈すれば、「今週は先週よりもセッション数が20%以上も増えた」「では、どのチャネルから増えたのか?」「では、コンバージョンもそれに伴って増えたのか?」といったように、サイトの現状を意味のある形で把握できます。
レポート期間の比較は以下の手順で行います。
ポイント
- レポート期間のカレンダーでは、基準となる期間は青、比較対象の期間はオレンジで表示されます。グラフでも同じ色が使われ、直感的な理解を助けています。
- 曜日が重要な分析では、基準と比較対象の期間で最初の曜日をそろえるようにします。
- レポート期間を比較しているときの指標は、良くなった変化は緑、悪くなった変化は赤で表示されます。例えば、ページビュー数が増加すれば緑、直帰率が増加すれば赤になります。
前月比、前年同期比などでレポートを見ることは、データに意味を持たせる基本のテクニックです。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。