142 レポートの操作

2つの指標の相関の有無を確認する

分析を行っていると、1つのディメンションの項目に対して複数の指標の相関を確認したくなる場合があります。例えば、ランディングページについて「新規セッション率も高く、コンバージョン率も高いページはどれか?」といった疑問がありますが、それに答えてくれるグラフの表示形式が「モーショングラフ」です。以下は例として、ランディングページについて新規セッション率とコンバージョン率の相関を調べています。

使用画面行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ

2つの指標の相関の有無を確認する - できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版

モーショングラフは、時系列に沿って動的に表現される散布図となります。X軸とY軸(必須)、[Corlor]と[Size](オプション)の4つのスロットに指標をセットでき、上の画面では例として新規セッション率、コンバージョン率、直帰率、セッションをそれぞれセットしています。この状態は8月1日ですが、[Play]をクリックすると翌日、翌々日と、プロットされたらランディングページの位置や色、サイズが変化していきます。

ポイント

  • X軸、Y軸、Color、Sizeで4つの指標を同時に、かつ時系列に沿った動きで変化を表現するため、非常に情報量が多いグラフだと言えます。
  • 特定のランディングページを選択したうえで[Trails]にチェックマークを付けると、そのページの時系列でのすべての動きが軌跡として残るようになります。

モーショングラフは情報量が多すぎるため、あまり使われていないのが現状のようですが、機能的には優れた表現方式です。