145 レポートの操作
サイトの直帰率を悪くしているランディングページを知る
サイト全体の指標(例えば直帰率)は、個別のランディングページの値が集計されたものと考えることができます。その考えに立つと、「どのランディングページの直帰率が優秀で、どのランディングページが足を引っ張っているのか?」を確認することが重要、ということになります。それを直感的に示してくれる表の形式が[サイト平均と比較]です。
行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ
[サイト平均と比較]に切り替えると指標は2つになり、左列は通常の表と同じで、右列がサイト平均との比較になります。おすすめの使い方としては、左列には「セッション」、右列には「直帰率」「新規セッション率」「平均セッション時間」「コンバージョン率」など、率や時間で表す指標を配置することです。サイト平均との乖離状況と、セッション数の多寡を同時に比較できるようになります。
ポイント
- 元の表形式に戻すには、[サイト平均と比較]のアイコンが並んでいる左端にある[データ]をクリックします。
- ワザ148で解説した表に対するフィルタと組み合わせれば、特定のページ群(例えば、商品詳細ページや特集ページ)における平均と各ページの指標を比較できます。
[参照元/メディア]レポートでコンバージョン率をサイト平均と比較し、パフォーマンスに貢献している集客方法を調べるのもいいでしょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。