190 集客の施策

休眠ユーザーの再訪問につながった手段や施策を知る

ユーザーの中には、定常的にサイトを利用してくれるアクティブなユーザーがいる一方で、最終訪問日から時間が経過してしまい、休眠状態になっているユーザーもいます。そうした休眠ユーザーがサイトを再訪問してくれたとき、どのような手段であったのかを確認するためのセグメントは、以下のようにして作成できます。

休眠ユーザーの再訪問につながった手段や施策を知る - できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版

設定内容

行動
セッション =1
セッションの間隔 ≧30

上記のセグメントは、レポート期間中に30日以上の間隔を空けてサイトを一度だけ再訪問したユーザーに絞り込みます。このセグメントを[集客]メニューの[すべてのトラフィック]→[参照元/メディア]レポート、[行動]メニューの[サイトコンテンツ]→[ランディングページ]レポートなどに適用すると、休眠ユーザーに再訪問を促した手段が何だったのか、何に興味を引かれて再訪問したのかを確認できます。

また、これらを参考に広告やメールによる休眠ユーザーの掘り起こし施策を行った場合も、同じセグメントが効果測定に役立ちます。

ポイント

  • ユーザーによっては、30日以上の間隔を空けてサイトを再訪問したあと、今度は間隔を空けずに再訪問してくれることもあります。上記のように[行動]でセッションが1に等しいと指定しているのは、そのような再訪問後の再訪問を除外するためです。

サイトで扱う商品やコンテンツによって、「30日以上」が長い場合、短い場合があると思います。休眠ユーザーと見なす期間にあわせて設定してください。