191 集客の施策
メールマガジン登録ユーザーが何に魅力を感じたのかを推測する
メールマガジンを発行することでユーザーの再訪問を獲得し、成果を上げているサイトがあります。メールマガジン登録ユーザーの増加は、ほぼ無料でアプローチできる潜在的な顧客の増加を意味するため、メールマガジンの登録完了ページをコンバージョンの1つとして目標設定することが妥当です。加えて、以下のように「メールマガジン登録を完了したセッション」をカスタムセグメントとして作成しましょう。
設定内容
セッション 含める
ページ 含む (URL)
ユーザーは「こういうコンテンツを発信しているサイトなら、継続的に情報を送信してほしい」と考えて、メールマガジンを登録します。よって、メールマガジン登録ユーザーを増加させるには、「サイト内のどのコンテンツがユーザーの登録行動を後押ししたのか」を知る必要があるわけです。上記のカスタムセグメントを適用した状態で[すべてのページ]レポートを表示し、その上位に表示されるページが、メールマガジン登録に貢献したページと言えます。
それらのページにはユーザーをメールマガジン登録に導く力があるわけですから、必ずメールマガジン登録のボタンを配置するほか、サイト内外での露出を増やすことが有効です。例えば、以下の方法が考えられます。
- 関連記事などのレコメンデーションバナーを利用し、サイト内での露出を増やす。
- それらのページに登場するキーワードでリスティング広告を出稿し、コンテンツに興味を持ちそうなユーザーからのトラフィックを増やす。
メルマガ登録は「このサイトの情報を定期的にほしい」というユーザーの気持ちの表れです。どのコンテンツがそうさせたのかを把握しましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。