198 サイト改修の施策

特集ページのコンバージョンへの貢献度を評価する

新商品や季節商品、セール、旬なコンテンツなど、サイト内で特に見せたい情報を特集ページとしてまとめることがあります。特集ページは通常のページとは別の予算や工数を見込んだ施策と考えられるため、成果との紐付けが重要です。具体的には、「特集ページを閲覧したセッション」と「特集ページを閲覧していないセッション」でカスタムセグメントを作成し、両者のコンバージョン率を比較します。

特集ページのコンバージョンへの貢献度を評価する - できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版

設定内容

条件フィルタ
セッション 含める
ページ 含む (URL)

特集ページがコンバージョン率を高める効果があったとすれば、前者のセグメントのコンバージョン率が高くなるはずです。前者と後者の差が、コンバージョン率における特集ページのおおよその貢献度と考えていいでしょう。特集ページの効果測定の精度をさらに高めたい場合は、以下のような2つのセグメントを作成して特集ページの閲覧数を比較すると、特集ページで取り上げた商品の購入に対する貢献度が明確になります。

  • 特集ページを閲覧し、対象商品を購入したセッション
  • 特集ページを閲覧せず、対象商品を購入したセッション

ポイント

  • カスタムセグメントを作成するとき、[条件]を[セッション]ベースではなく[ユーザー]ベースにすると、コンバージョンに直結しなかったセッションもコンバージョン率の対象に含まれるようになり、特定ページを閲覧したことの間接効果を捕捉できます。

優秀な特集ページを発見したら、トラフィックを集める施策を行いましょう。そのページをヒントに新しい特集ページを作るのもいい方法です。