202 サイト改修の施策
訪問頻度が高いユーザーのコンバージョン発生状況を確認する
既訪問回数(セッションカウント)とは別に、ユーザーのサイトへの訪問頻度(フリークエンシー)もコンバージョン率に影響を与えます。以下のように[行動]でセッションが3以上であるカスタムセグメントを作成すると、指定したレポート期間において、サイトを3回以上訪問したユーザーに絞り込めます。同様に、4回以上、5回以上のセグメントも作成可能です。
設定内容
※訪問頻度が3回以上の場合
訪問頻度が高いということは、商品やサービスの購入を真剣に検討している、取り扱うコンテンツのテーマに共感しているなど、サイトに対する信頼感が高いと解釈できます。実際にセグメントを適用してコンバージョン率を確認し、特定の回数以上のセグメントのコンバージョン率が突出して高い場合には、それらのセグメントからユーザーリストを作成し、AdWordsのリマーケティング広告でサイトへの再訪問を誘導する、といった施策を検討できます。
ポイント
- カスタムセグメントを作成するとき、上記のように[行動]でセッションを指定した場合は、レポート期間内における訪問頻度を表します。[条件]でセッション数を指定した場合は、既訪問回数を表します。似ているので混同しないようにしましょう。
訪問頻度によるユーザーのセグメントは、再訪問を促す施策を検討する際、どのセグメントにどの程度の力を入れればいいかを教えてくれます。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
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