206 サイト改修の施策
トップページの使いやすさを不慣れなユーザーの視点から推測する
検索エンジンの発達により、サイトのトップページから閲覧を開始するセッションが以前よりも減っているサイトは多いでしょう。その分、配下のページへの訪問が増えていると思いますが、それでも、トップページが重要なページであることに変わりありません。そこで、以下のようにトップページの効率性を確認するカスタムレポートを作成しましょう。
カスタムレポートの設定内容
要素名 | 内容 |
---|---|
種類 | フラットテーブル |
ディメンション | ランディングページ |
2ページ目 | |
指標 | 直帰率 |
ページ/セッション | |
平均セッション時間 | |
目標(商品詳細ページ到達)のコンバージョン率 | |
フィルタ | 一致 ランディングページ 正規表現 ^(/$¦/\?.+¦/index\..+) |
一致 セッション数 正規表現 ^(1¦2¦3)$ | |
一致 デバイスカテゴリ 完全一致 desktop(またはmobile) |
トップページでの直帰率を確認するとともに、2ページ目への遷移がどのページで起きたかによって、商品詳細ページへの到達率が高いかを可視化しています。既訪問回数が多いユーザーは、たとえトップページがわかりにくくても学んでしまっているので、このカスタムレポートでは既訪問回数が3回以下のユーザーを対象にしています。
サイトに慣れていないユーザーにとって使いやすいトップページこそ、真に使いやすいトップページだと考えましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。