215 AdWordsの分析
曜日、時間、デバイスによるコンバージョン率の変動を把握する
AdWords(現:Google広告)のROIを改善する方法としては、コンバージョン率が高い時間帯のトラフィックを増やすのも有効です。[AdWords]配下にある[時間帯]レポートを利用すると、コンバージョン率が高い時間帯がひと目で見つかるので、それらの時間帯の上限CPC(Click Per Cost:広告のクリック単価)を上げてトラフィックを増やすと、パフォーマンスの向上が期待できます。
集客 > AdWords > 時間帯
また、ワザ194で解説した曜日×時間のカスタムレポートを発展させ、トラフィックをAdWordsに絞り込んだうえで「1回のセッションあたりの値」をデバイスごとに可視化するカスタムレポートを作成するのもおすすめです。カスタムレポートの設定は以下の通りです。
カスタムレポートの設定内容
要素名 | 内容 |
---|---|
種類 | フラットテーブル |
ディメンション | 曜日の名前 |
時 | |
デバイスカテゴリ | |
指標 | 1回のセッションあたりの値 |
(その他)※ | |
フィルタ | 参照元/メディア 正規表現 google / cpc |
※セッション、トランザクション、eコマースのコンバージョン率、収益、平均注文額などが適当
曜日×時間、さらにデバイス別のカスタムレポートを作成してAdWordsのトラフィックを調整することで、パフォーマンスをさらに向上できます。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。