219 AdWordsの分析
ディスプレイネットワークのパフォーマンスを確認する
[AdWords](現:Google広告)配下にある[ディスプレイターゲット]レポートでは、AdWordsで運用しているディスプレイ広告の総合的な効果測定が行えます。プライマリディメンションが表示される位置に、AdWordsの管理画面におけるディスプレイネットワークの設定と同様のメニューが並んでおり、ターゲティング手法の通りにレポートが生成されます。
集客 > AdWords > ディスプレイターゲット
このレポートでは以下のような、AdWordsの管理画面では利用できない指標やセグメント情報が提供されています。ディスプレイネットワークへの広告の出稿や設定はAdWordsの管理画面からしか行えませんが、効果測定や最適化の業務は、Googleアナリティクスを利用したほうが断然効率よく行えます。
- ディスプレイネットワークのキーワードやプレースメントごとに、直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間などの指標を確認できる
- AdWordsには登録していない目標の達成状況を確認できる
- セカンダリディメンションやアドバンスフィルタ、セグメントを適用できる
また、プレースメントを指定して広告を出稿している場合、それぞれのパフォーマンスが一覧できます。掲載を強化すべきメディア、除外設定すべきメディアが見えてくるため、ディスプレイ広告の最適化に役立ちます。
ディスプレイネットワークの効果測定を精緻に行うには、AdWordsの管理画面ではなく、Googleアナリティクスを利用するのがおすすめです。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。