220 AdWordsの分析
ディスプレイネットワークを広告文と組み合わせて分析する
[ディスプレイターゲット]レポートで[ディスプレイネットワークのキーワード]を選択すると、「ディスプレイネットワークのキーワード」「キャンペーン」「AdWords(現:Google広告)広告グループ」という3つのディメンションが適用されます。ほかのレポートでは見られない表示形式です。
集客 > AdWords > ディスプレイターゲット
この状態から、さらにセカンダリディメンション(実際には4つめのディメンション)を設定することも可能です。発展的なアイデアとしては、Excelで以下のようなレポートを作り上げ、詳細な広告文を分析軸として加える方法もあります。
① [ディスプレイターゲット]レポートのセカンダリディメンションに[AdWords広告クリエイティブID]を適用します。
②レポートをExcelファイルとしてエクスポートします(ワザ183を参照)。
③AdWordsの管理画面から、広告ID、広告タイトル、広告文1、広告文2を含むレポートをエクスポートします。
④エクスポートした②と③を1つのExcelファイルにまとめ、VLOOKUP関数を使って広告クリエイティブIDでマッチングさせます。
例えば、特定のキャンペーンが高い成果を上げていたとしても、そのキャンペーンで展開されたすべての広告文が同等のパフォーマンスを示すことはありません。広告文ごとにパフォーマンスを確認し、優秀な広告文については上限CPCを上げるなどの最適化を行うことで、そのキャンペーン全体のパフォーマンスを最大化できるでしょう。
広告文によってパフォーマンスが同じことはありえません。プレースメントごとに、広告文の効果に差があるかどうかも調べてみましょう。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。